感想 奄美あまゆ 『Lisa Step! 1』

Lisa Step! (1) (まんがタイムKRコミックス)

Lisa Step! (1) (まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容。「先生が可愛くてもいいですか?」。イエス! そう言ってしまう漫画、それが『Lisa Step!』なのです!
 と言っても良く分からないのでもうちょい語りましょう。この漫画はそんなに無闇にはないけど、でもちらっちらっとある事で有名な*1先生物4コマです。きらら4コマ、あるいは萌え4コマにおいては先生キャラというのは大変重要なファクターであり、ある意味キーマンであるのは数々の先生キャラを思い起こしていただければ、簡単に了承いただけるところと思います。しかし、その先生自体をフューチャーした漫画、というのは事の外少なく、それが萌え4コマであると五指に余るんじゃないか、という程度しかないのが現状です。先生主体にすると、生臭い話が大人ゆえにどうしても付きまとう、あるいは先生の年齢が高校生などより確実に高いのがネック、というのがあるのかもしれませんが、とりあえず理由を問わず結構少ないという事は確実です。そんな先生漫画の一角として、きららの新勢力としての地位を確立してはいるきららミラク誌から、先生漫画の登場だーッッッ!!! というのが、この『Lisa Step!』になります。
 で、『Lisa Step!』はどういう漫画かと言う話ですが、基本的に英語のリサ先生を主軸に、他の先生(全員女性)の面々が大人の可愛いをする、あるいは大人?な可愛いをする漫画と言えましょう。ミラク誌というのは、女の子はどうあろうと可愛い!というのを主軸にした雑誌であるとワタクシ個人が勝手に思い込んでいるのですが、その思い込みもあながち間違いじゃないんじゃないか、と言う位に『Lisa Step!』は可愛い重点です。先生としてのお仕事をしつつも、そこににじみ出る、あるいは野放図に垂れ流される可愛いっぷりは、先生物というレア度に比さない位、可愛い重点であります。『教艦ASTRO』をより可愛らしくした感じ、絵柄もぷにっとした感じ、といえば通じる方面には通じるかと思います。*2
 そんな出てくる先生皆どこか可愛いなあ、というのが初手からあった漫画なのですが、この巻の間でも絵柄のへちょさがレベルアップ。どんどん絵柄が最適化されるがゆえに溢れ出る可愛らしさが素晴らしい事になっていきます。初期の絵のしっかりした感じも嫌いではないのですが、しかし、このへちょさに慣れると、初期の絵がなんだか違和感が強かったりもする辺り、慣れとは恐ろしいものであります。いやでも、内容の可愛らしさからすると、こういう絵柄のがマッチングしていると思うので、このままのへちょさで推移していただきたいですね。
 さておき。
 キャラ話もすると、やはりこあ先生が小動物的可愛らしさがあって素晴らしいです。素晴らしいのです! 試験問題の添削してるとどんどんお菓子のゴミの山に埋もれていく所と、美兎先生にお叱りを受ける時に片手で持っていかれるへちょい絵の場面が特にマストですね。これでシニカルな部分もあるけど、でもあんまり成功してないという辺りが萌えポイントとして立ち上がってきます。最初の登場は先生仲間が泣かされてる!ってんで理科準備室の標本を手勢にして、というのもまた、いい人だなー、とか思ってしまいます。そういう所も含めて、萌え度の高い先生です。他の先生もそれぞれ高い萌えポイントを内在しているので、興味のある向きは一読をお勧めしたい。
 とかなんとか。

*1:そうか?

*2:教艦ASTRO』、今でも続きを待っています、よ!