感想 öYSTER 『超可動ガールズ』1巻


超可動ガールズ : 1 (アクションコミックス)
(画像のリンクが物理書籍のページ、文章のリンクがkindle版のページ)

大体の内容「帰ってきた超可動ガールたち!」。ソロモンよ、私たちは帰ってきた! とは特に言う漫画ではないのですが、それでも前作『超可動ガール1/6』を楽しんでいた人に、ワタシとか、には大変嬉しい再動。それが『超可動ガールズ』なのです。
この漫画は、一応前作があるのですが、基本そこを知らなくてもそれなりには楽しめます。情報の出方もいい具合ですしね。しかし、やはり前作を知っている方がよりいい具合に楽しめる、『トライガン』と『トライガンマキシマム』の関係性のように、ので、これを書いた2018年9月20日現在でニコニコ静画で見られることを知って、今から見てくることをお勧めします。というか見てください!(シャクティ声で) 1/6が楽しめたら、問題なく楽しめますから安心してください。そしてこの漫画を読んで楽しんでください。←何様なんだよ
さておき。
こっからは1/6読んでた人向けの語りをしますが、まずしっかり再動したこの漫画。まだやりたいことは色々あったのだ! という感じにしたいことをガツガツやってくれますよ。房伊田さんとノーナさんとお買い物in中野とか、1/6ではやる暇がなかった比等間ルウ話とか、房伊田さんのちょっと欲求不満のさく裂だとか、なんか更に動くフィギュアと持ち主がとか。そういうの見たかったの! という読者との共犯関係ですらある内容です。こういうの、本当に待ってたんだ! 1/6時にあった設定の矛盾とかは特に解かれませんが、それでも、これこれ! なのです。房伊田さんたちの賑やかな日常。それをもっと見たかったの! だからありがとう! それしか言葉が見つからないです。
さておき。
個人的に好きなすばるさんの話をしていいですか? 答えは聞いてない! ということですばるさん語りをしますが、この漫画での彼女の立ち位置は中々に微妙です。房伊田さんのことが好きかと言うと好きだけど、あんまりガツガツはいかない。でもちょっと邪魔されると即死コンボいれるくらいにはいきり立つ。アルクメン可哀そう。ではなく、そういう微妙な立ち振る舞いが、大変よいものなのです。基本のノーナ、ベルノア、スバル、ルウの四人の中でもオタであるということである意味では房伊田さんに近く、ある意味では遠い。この感覚がいいのですよ。更に、最近の更新のではなんかライバルの人が戦い愛に目覚めて百合の方向性すら獲得し始めており、そう言う意味でもちょっと主線とはずれた辺りを開拓し始めているなあ、というのが大変よろしい。どうしても後から出たのはわりを食ってたので、そこを補填してくれるのが大変嬉しいのですよ、すばるさん派としては! 絶壁って言われるけど! いいの、絶壁で! 鉄壁で絶壁なの!
という煽りなのかフォローなのか分からないのをぶっこんで、この項を閉じたいと思います。