マイザーで行ってみる為のシャドウバースネタ書き 秘術キットローテ版の話

前回はこちらマイザーで行ってみる為のシャドウバースネタ書き 基本セットの話 - オタわむれ 日々是戯言也blog

この項について

 とりあえず、マイザーデッキと一蓮托生! といいつつセリーナが三枚あるんですわ……。というちらつきも見せながら、マイザーデッキの話をつらっとしていくコーナーとなっております。キット組まない方がもしかしたらいいのかも知らん、という疑いがありつつ、あるいは雑にキャルリンクルで組んだ方がいいのかもまであるのですが、そこはまあ、楽しくなければゲームじゃないので。
 ということで、それではいってみましょう。

第二回・ローテ版秘術キットについて

 今回は予告した通り……、予告したっけ? まあいいや。とにかくマイザーデッキのサブプランとして、秘術キットというくくりでお話をしていこうかと思います。
 さておき、秘術とは? ウィッチ特有の要素で、土の印というアミュレット、置き物ですね、を破壊し使用することで、強力な能力を発揮する、という要素となっています。如何に土の印を上手く置くか、そしていかなる場面で使うか。そういう要素です。
 そして、この土の印を破壊し使用する、つまり場から離れるとなれば、マイザーの能力と噛み合う! という発想の元、マイザーと秘術の混淆を考えていくことで生まれるのが、秘術キットという発想な訳です。
 前置きはこれくらいにして、再びそれではいってみましょう

ローテ版秘術キット(レヴィ―ルの旋風追加の頃版です、と予めに。)

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 まずはローテーションルールでの秘術関係でこれは、というものです。アンリミ版はまた別の機会に.。書いたらリンク貼るので、そこから確認して頂きたいと思います。思ったよりローテだけでも書くこと多いですね……。
 さておき、それではまず、秘術必携、秘術の効果発動の為のダイレクトな土の印アミュレットを三つ。
 一つ目が<グラウンドサークル>。0コスト土の印という唯一無二の一枚です。一応、デッキが20枚以下なら<ガーディアンゴーレム>を出せますが、大体そうなる前に決着するので、ほぼ0コスト土の印として見て問題ないです。秘術の場合、よっぽどのことがあっても三積みするカードです。
 次に<静寂の実験室>。これは再録カードになりますが、ナチュラルな土の印が現在のローテでは枯渇気味なので、入れたいところではあります。一応、<クレイゴーレム>か<ゾンビ>を場に出すので、盤面的には標準な性能となっています。ただ、前回書いた乗り物系との兼ね合いで、場に出たらそれらを消費してしまう、という一面もあり、使っていい局面と悪い局面がきっちり出てくるので使う時は注意が要ります。敢えて入れないも選択肢としてはあり。
 三つ目は<真実の魔鏡>。相手の場の2コスト以下フォロワーをこちらに写し取る、という能力です。これも実験室と同じで、フォロワーを出してしまう場面もあるので、やはり注意が要りますが、後半になると相手が2コストフォロワー出してないことも多いので、そうなると気楽に行けます。そして、場に土の印アミュレットがあると相手に3点、リーダーにもフォロワーにも、な<真実の術式>が手に入るので、フォロワーの件さえなければ有能な一枚です。
 これらを場に貼っていく、というのが秘術の基本ですが、流石にこれだけでは土の印が全く供給されないお、という懸念はあるかと思います。実際マジで供給量少なくね? なんですが、そこをフォローするカードがきっちりあります。
 まず<猫の奇術師>。出た時の能力で土の印を消費してスタッツを上昇させる、という土の印消費の方でも使うカードですが、土の印を消費すると、破壊された時に<土の魔片>、特に無能力の土の印を二枚場に貼る、という性能をしています。サブ的に土の印を供給出来るフォロワーです。とはいえ、土の印で場を取ると、乗り物の置き場が、でもあり、採用は意味深長に考えたい所です。
 次に<形成の魔術師>。これは少々込み入っていて、土の印が場に無いなら<土の魔片>を貼り、あれば消費してスペル<ゴーレムクリエイション>を手札に、という状況次第で能力が変わるタイプです。土の印消費でも使えますが、やはり供給の方で活躍して欲しい、というタイプです。2コストスペルで<ガーディアンゴーレム>が場における<ゴーレムクリエイション>も悪くはないんですが……。その辺を考える必要のあるカードです。
 次は<ドワーフの工房長>。アクセラレート、スペルの代わりとして使った時に、<土の魔片>を一枚貼ります。一応、その時の場の土の印量分コスト減して、アクセラレートをなくした<ドワーフの工房長>が手札に、というのもありますが、秘術キットとしてはそこまで土の印を並べないので、そんなにコスト減はしないことを考えると、そこそこ微妙な立ち位置であるカードです。
 最後に<エーテルゴーレム>。これは結晶、つまりアミュレットとして使えるのですが、土の印として使うことが出来ます。ついでに、相手フォロワーに3点ダメージが飛ばせる、まあまあ優秀な一枚です。コストが2と少しありますが、それでも他のサブ的なのと比べると、結晶がメインまである一枚と言えるでしょう。わりと手軽に入れられる一枚です。
 あれ? サブ的なの微妙な感じ? となっていますが実際微妙とは言えます。実際作っててこんなだったかー、でしたし。
 というのはさておき、次は使う方の話。土の印を置いて、そしたら土の秘術で使う。秘術の基本ルーティーンです。
 まず<猫の奇術師>と<形成の魔術師>は先に記述しましたので割愛して、<エクステンドマジック>。これは土の印を二枚消費することで性能がアップするダメージ除去系スペルです。しかも1コストですので、マイザーと合わせやすいことといったら。あまり考えなくてもこのキットなら三枚入れていい感じです。
 ですが、弱点というか、従来なら弱点ではないのにマイザーデッキでは弱点になってしまうところがあります。
 それは、カードを二枚ドロー出来る事。これ中々の問題点で、手札が多い時にこれを撃ってドローすると、マイザーの最大の見せ場である<ラピッドファイア>が消えてしまい、回収が出来ないということが起きるのです。
 これは他のマイザー用案件でも関わってくる話です。解決策は、手札を出来るだけガンガン使う、という解になってないような解しかありません。手札をどんどん使うのが、マイザーデッキのコツの一つです。
 閑話休題。続けます。
 2コストフォロワーの<境界の魔導士>も、土の秘術で二枚消費する能力持ちです。一つで相手フォロワー全てに2点。二つで4点と、全体攻撃、所謂AoEとしてはレアリティに対して中々破格な性能をしています。特にドローもしないので、マイザーと相性良い方、ですが、進化を使わないと全体は使えない、という点だけが弱点です。
 進化権、EPが無い時は、というのもですが、<ラピッドファイア>のコストを下げるマイザーの能力も進化時なので、そこで噛み合いが発生する点もあります。進化は一ターン一回ですから……。とはいえ、全体攻撃の効果は美味しいし、地味に場に貼った時に<土の魔片>を手札に加えるのもあるので、それ程考えずに三枚入れていいカードかと思います。
 他に二枚使う系では<欲望の観察者・ファウスト>もいます。ターン終了時に、場に土の印が二枚あれば相手リーダーと相手フォロワー全体に3点という、ヴィンセントさんみたいな能力が使えます。二枚無ければ? その時は<土の魔片>を二枚場に貼ります。そしてこいつの能力は、実は相手のターン終了時でも発動する為、生きていれば毎ターン全体を撃つことが可能、という中々に厄介なフォロワーとなっています。4コストな点と、やはり場に乗り物系を置きたいけど埋められてしまうという点、そして何より<マジカルシューター>のサーチに引っかかってしまう点など、マイザーデッキとの相性がいい方ではないので、入れるなら戦術組みましょう。
 もっと使うやつはいないのか! となると<アダマンタイトゴーレム>さんの出番です。場の全ての土の印を破壊して、ランダムで「<ガーディアンゴーレム>を1体出す」、「0コスト<魔術の一撃>を手札に」、「相手リーだーに2点ダメージと、自分リーダーの2点回復」という三つの能力を土の印数足す1回、ランダムで発動する、中々剛毅なお方です。流石にレアリティレジェンドだけはあります。
 マイザーと絡むとなると三つまでが限度ですが、それでも中々高い効果が出せるので贅沢に土の印を並べたら使いたい一枚です。弱点として、やはり手札に来る系の能力とマイザーの能力が噛み合いが悪い点と、6コストとコストが高めな点があります。
 最後は<禁約の黒魔術師>。グロじゃなく黒魔術師は土の印を直接使うフォロワーではないのですが、自身がアミュレットの代わりである結晶の能力で土の印として使える事、そして結晶として場にあると先に出た土の印を消費してドローしていく、という効果があります。自身しかなければ自身を砕くという潔い奴です。
 ですが、その真骨頂はフォロワーとしての出た時に発動する効果の、自身の攻撃力分のダメージを相手フォロワーか相手リーダーに、です。その攻撃力は破壊した土の印数分上がるので、元が攻撃力2でも、上手く破壊出来ていれば6~8点飛ばすことも可能、というこのキットでの地味ながら重要なフィニッシャー、となっています。

デッキ、こんな感じな作例。

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 色々考えた挙句、<静寂の実験室>と<レヴィ―ルの保安官補>を抜く選択をした形です。
 前者はやはり乗り物系に乗ってしまうのが面倒。やはり乗り物はマイザーでやっていく方がいいと思うのです。
 後者はワンドローが地味に邪魔に感じたからですね。駿馬要員は他にちゃんといるので、そこを削っても問題ないだろう、という判断です。
 他ではヴィンセントさんを2枚にするか、アダマンタイトを2枚にするか、で結構悩んだり。どちらも仕事をしたら二枚目がそう要らないタイプなので、悩みましたが、ヴィンセントさん3枚、つまり出易くする方針にしました。この辺は臨機応変というやつで微調整した方がいいかも。
 この辺りを考えながらやって、私はランクを落としかけました。←駄目すぎる
 いや、本当にちょっと難しいんですよ、マイザーデッキ! だからこそ、作り甲斐があるってもんですが!

まとめ。

 アンリミテッドだとダイレクトな土の印が多くてやりやすいのですが、ローテだとどうしてもその辺が少ないのでかなり面倒なとこがあるのが、ローテ版秘術キット、と言えるかと思います。また次の弾になれば変わってくる、ってそろそろ<グラウンドサークル>ローテ落ちでは!? ですが、まあ感じ感じ。次にいいのが来るさ。
 という感じで今回はここまで。次は自然キットか、アンリミ版秘術キットの話のどちらか! どっちかはまあ、感じ感じ。