名残雪のコンボを語ったって許してあげない。(GGST名残雪コンボ雑セクション語り)

GUILTY GEAR -STRIVE- - PS4

承前 あるいは 言い訳ぶっぱ

 GGST、つまりギルティギアストライヴも発売から4か月近くが経過しました。色々遊んでいる中で、あるいは調べものをしたりした一つの結実として、以前にコンボパーツの話を書きました。
 『GGST パーツで見る名残雪のコンボ - オタわむれ 日々是戯言也blog
 で、あれからだいぶ研究も進みまして、結構こうするのか? というコンボを色々な知見で得てきました。ですが、やはり真正面からは行かないのが私の謎流儀。まだ発展の余地がどこかにあるということで、これ! というコンボレシピではなく、しかしだからといってパーツではなく。
 ですからセクションという切り取り方で見てみようかと思い至りました。以前もその方向、パーツではなくセクションで、というのはあったんですが、書いていたら完全にパーツの話になったので、そっちで舵を切ったという顛末がありますがそれはさておき。
 そう言う訳なので、名残雪のコンボ、セクション単位でカカッと記述していきたいと思います。

セクション 地上コンボ

承前

 まず地上でのコンボを見ていきましょう。これは種類はそんなにないのでさくっといきましょう。

P or 屈P or K or 屈K>前P>冠雪 or 垂雪

 小技から前Pに繋ぐセクションです。前P以後は冠雪ならダウン追い打ちからの起き攻めに、垂雪なら空中コンボという形ですが、難度としては冠雪を狙う方が楽まであります。前Pが繋がる距離ならどこでも繋がるのが大きい。垂雪は怪しいので、基本的に冠雪を狙うセクションでしょう。

K >前K>冠雪 or 垂雪

 これは立ちKからしか繋げられないセクション。前Kの横移動で垂雪も狙いやすいですが、ヒット数が多くなると浮かしても高く浮かないので、やはり冠雪を狙うのがベターになるかと思います。地上コンボからでは浮がどうしても低くなるので、結局冠雪当てるのが安定してしまいます。

遠S>S>S or 冠雪 or 垂雪 or 忘れ雪

 所謂遠S三段関連のセクション。地上ヒット時ですね。
 この途中で冠雪や垂雪から浮かせに行けますが、これも浮きが低いので満足のいく追撃は出来ません。最後のSのブラッドゲージ回復量が上がったので、出し切りの選択肢も増えました。でもこれはどちらかと言うと浮かせた後の追撃のセクション。後でまた語りたいと思います。

セクション 対空追撃

承前

 対空は色々選択肢はありますが、その中で安定してコンボに行けるやつをチョイスします。

P>垂雪 or 前HS

 単純な対空ですが、咄嗟に使うこともあるので覚えておきたいセクションです。Pを連打して当てると後が繋がりにくいので、二発までが限度といえます。まあ連打してなんとかする部分ですが。

前P>垂雪>不香

 上半身無敵がある前Pなので、色々な局面でまず頭に入れるべき対空セクションです。この後に垂雪に向かっていくのが一番でしょう。
 カウンターすると一気に地面に落ちるので、垂雪は入れ込みぐらいがちょうどいいと思います。

垂雪(一段目)>不香

 これも上半身無敵ですが、空中ガード万能なので隙の大きいこれをそこまで使うかという気もします。浮かせセクションの近Sを抜いた感じ、という雰囲気でしょうか。

屈HS>不香

 空中の高い相手に当てるといいセクション。低めだと拾いに行っても何んとも出来なかったりするので、主に高めで当てるのを狙っていくセクションでもあります。高い位置、且つカウンターならその後の展開はかなり楽です。その時はがっつり体力貰いましょう。

セクション 浮かせ

承前

 GGSTの空中食らいは、GGX頃からの伝統から変わって、空中受け身が取れなくなったので、浮いているとはつまりボコり放題ということになりました。なので浮かせる要素のある攻撃は積極的にぶちかましたいというのが、全体のムードです。
 その中にあって、特に面倒なく浮かせる技を持つ名残雪は恵まれています。筆頭として近S、ついで垂雪1段目キャンセルですね。これ以外にもいくらかあるのですが、今回はセクションですので、そこはまとめていってみましょう。

近S>垂雪(1段目)>不香

 浮かせセクション第一党は近Sから垂雪で更に浮かせるものでしょう。不香後の追撃もしやすく、特に屈KからのS4段はド安定で重さがどうあろうと繋がります。
 ただ、近Sからの垂雪はガードされていると重すぎない程度には痛い反撃を食らうというかなり微妙なとこがあるので、ヒット確信が必要かもしれません。確定反撃で入れられる、という時に安定するでしょう。
 後、跳びから当てると不香後の難度がかなり上がるので、要練習です。

冠雪>垂雪(1段目)>不香

 これは冠雪始動でもいいですが、前置詞として近S、遠S、屈Sを置いていいセクションです。どれからも、コンボを繋いでいけます。
 ただ不香以後の拾いの難度が、近S>遠S>屈Sの順に上がっていくので要注意。とはいえ、屈S始動だとしても重量級でも拾う事は可能――不可能ではないだけだけど――なのでそれらからの刺し込みからがっつりダメージを取っていくルートとして立ち上がってくるかと思います、
 単発の冠雪からひっかけて垂雪、というのも可能ですが、それはカウンター確認なとこがあります。わりとカウンターさせやすい冠雪なので狙える場面はそこそこありますが、単発ヒット確認は流石に難しいので、単発冠雪からならやはりカウンター確認が一番ベターでしょう。
 まあ、近Sとかから確認しつつ冠雪そして垂雪に繋ぐ、がモアベターではあるんですが。

冠雪(カウンター)>不香

 不香を入れなくてもいですが、カウンターヒット確認しつつ追撃を入れていくセクションです。
 適当にぶち込んでカウンターを狙う、というムーブでもあります。案外気を入れてないと何もできないままカウンターによる硬直が終わってしまうので、ちゃんと気合入れてカウンター確認しましょう。
 色々な連携の隙間に入れてカウンター狙いは可能なので、ごりっと狙うのもありでしょう。
 また、先述のようにカウンター確認しつつ垂雪に繋いでいくのもありです。

HS>赤ロマ横ダ

 やや特殊な浮かせのセクションです。通常追撃が難しい中央でのHSに赤ロマキャンの横ダッシュ版で強引に浮かせ技にするものとなっています。以後は色々と狙えるので、好きな追撃をいれるといい。そういうセクションです。
 一応、わりと遠くても赤ロマ横ダは当たりますが、ド先端とかだと流石につながらないので、違う方法を使う事になる、と思います。赤ロマ横ダキャンセルとかでしたっけ?
 それと、密着くらいでHSが当たれば冠雪のルートも可能ですので、距離次第ではゲージ使わなくてもいい。

屈HS>冠雪

 画面端ならディレイ冠雪で空中コンボの浮かせとして機能するので、このセクションに入れました。ディレイが特にフレーム消費がなく目分量なので、難度は高いです。出来ると名残雪コンボやってる感が大変高いセクションでもあります。

セクション 拾い

承前

 浮いた後に入れていく追撃のセクションです。このゲームのコンボの最大の華であるところである空中コンボを、どういう選択でやっていくか、そのまず拾う技を見ていきましょう

近S

 拾いの基本セクション。不香から繋がっていくのが大半です。垂雪一段目キャンセルや、前P>垂雪一段目キャンセルなどからは、これにいくのが安定になっています。比較的低めの相手を拾う時はこれです。
 ただ、その後の遠Sが結構難しい時があるので、近Sで拾う時は低めが安定です。
 全体的に狙いやすいので、次の屈Kからが難しいなら、近Sを当てるタイミングを覚えてコンボにする方がいいかもしれません。それはそれで面倒というか、体感で待たないといけないので難しいんですが。

屈K>近S

 追撃の基本セクションです。
 大体近S>垂雪一段目からの不香からの追撃でこのセクションを使う事になります。
 この屈Kからは昔ならガトリングで済ませれたのですが、今作では小足から繋がるルートがかなり制限されているので、近Sをガトリングではなく若干の目押しで繋ぐ必要があります。ガトリングではないがゆえに、屈Kから直接は繋げないので、屈Kを当てる場合は、ある程度早めに、つまり、空中の相手に直で当てるというより、屈Kが出ている所に乗っける、という形でやります。その後、素早く近Sを出せば、後は安定して繋がります。
 ただ、この屈Kを安定して当てるのが意外と難物で、不香で追っている距離によって、不香の慣性を消すか消さないかの差があります。大体の場合である近S>垂雪のセクションを使うなら慣性を消し、もう一つメインである近S>冠雪>垂雪とかなら慣性を消さない、となります。これはもう慣れるしかないの領域です。

前HS>赤ロマキャン>不香

 主に近Sや冠雪カウンターで浮かせた後に前HSを狙っていく形からのロマキャンを入れるセクションです。 基本的にロマキャンでダメージを更に伸ばすセクションでもあります。ゲームのダメージ補正の関係で、早めにロマキャンした方がダメージが伸びるので、確実にコンボに行ける所でロマキャンしていく形です。
 これは先述の立ちHSロマキャンよりヒット確認が容易なので、ゲージの使い道としてはこっちのがより狙いやすいかもしれません。

セクション 空中追撃

承前

 こっからはほぼ同じ形ですが、細かい差が細かく効いてくるので、精査していきましょう。

遠S>S>S

 基本の追撃です。簡単ですが、これがなかなか奥深く、特にかなりの距離を運べるのが大きいです。
 また、最後のSの調整により、ブラッドゲージがかなり回復するようになったので、浮かせセクションでブラッドゲージが溜まっていても問題が少なくなりました。
 ただ、近Sから繋ぐ場合、相手の浮き具合で追撃として当たらなかったりもするので、特に屈Kを経由しない場合は上手くタイミングを合わせたいところです。超むずいですので、屈Kを経由するセクションを上手く使いたいところです。
 一応、最後のSを冠雪あるいは垂雪にも出来ますが、ブラッドゲージが無茶苦茶たまってしまうのであまりお勧めできません。倒しきれる、とかならありですが、そうでないなら選ばないのがベターかと思います。

遠S>S>忘れ雪

 コンボとしてダメージを取りに行く場合の選択肢になるセクションです。
 セクションの書き方は単純なんですが。忘れ雪の追撃が難しいです。
 基本的に、そのまま出すと距離が離れすぎてスカる可能性が結構あり、そうなると隙だらけだわゲージ勿体ないだわで、かなり問題があります。なのでここで小ネタが必要になります。
 その小ネタが、遠SからSの部分、つまり遠S三段の二段目をディレイでキャンセルする、というものです。
 ディレイ、つまり遠S三段の二段目を遅くキャンセルする、という動きになります。
 これがどう効果があるかというと、二段目の終わりは血払いの動きで名残雪が少し前に出るので、その位置からキャンセルすると、少し前に移動して技が出る、そういう仕組みです。忘れ雪なら結構ギリギリまで出来るので、当てられる距離が伸びる、という形になります。これで上手く当てましょう。

立ちK>前HS

 単純な〆のセクションですが、画面端などでは立ちK>立ちK>前HSなどの派生も可能。壁の割り易さもあるので、不香からのコンボにいけない局面によってはわりと使う事になるセクションです。コンボとして楽なのも当然あります。

遠S>S>忘れ雪>HS>不香>忘れ雪

 中央から運んで壁に当てて、というタイプのセクションです。途中の忘れ雪は画面端近くでカス当たりする形に。上記のディレイを当然活用です。
 そうすると、相手は上に浮き上がって、そこに対してHSを当てられます。が、このHSはブラッドゲージが溜まっている状態のやつでないと微妙に当たらないので、浮かすセクションが必殺技高密度だといいタイプのセクションでもあります。で、最後にHSで壁はりつきになった相手に忘れ雪で、ウォールブレイクでフィニッシュ。更に攻めていく、というものです。ゲージが沢山要りますが、それに見合う一撃になります。

終わりだからなんか書いとけ

 とりあえず、知識としてあるコンボをセクション分けして記載してみました。普通に世に流通するコンボレシピはあるんで、この項についてはあくまで自分の理解の確認が主なんですが、それでもこれを見て役に立つという方がいれば幸いです。
 ということで今回はここまで。ご清聴ありがとうございました。