GGST名残雪必殺技及び覚醒必殺技解説 バージョン1.18版

GUILTY GEAR -STRIVE- - PS4

この項について

 GGSTも発売から一年が経ち、都度都度バージョンが変わり、2022年6月10日に1.18になった。結構変わった部分が多く、以前書いた文章<https://hanhans.hatenablog.com/entry/2021/05/16/183341
 は古くなってしまった。
 なので、ここに新しくまとめておこう。主に自分の理解用にアウトプットの形でやろう。
 そういうことになった。通常技版は< a href=https://hanhans.hatenablog.com/entry/2022/06/12/170358>こちらになるので、興味ございましたらそちらもどうぞ。
 さておき、それではいってみよう。

その前に前提

 名残雪は他のキャラと明確に違う点がある。
 一つは必殺技を必殺技でキャンセルできること。これの使用用途は幅広いので、適宜記述する。
 もう一つが必殺技を使うとブラッドゲージが溜まること。大体打撃技で3回、飛び道具で2回が限度、というのを雑に覚えておくといいだろう。回復手段や細かく使う移動技もあるので、一概には言えないが、大体が分かっているとだいぶ違う。
 雑に書いたが、これらがあるのは特に覚えておいていただきたい。以下はそこがわかっている前提でやっていくので、ご注意をば。

必殺技

不香(236+K)ブラッドゲージ:一つのゲージの三割

 前ダッシュの無い名残雪の前ダッシュ担当。単なる移動技ではある。
 しかし必殺技なので当然キャンセルから出せる。ゆえに通常技の固めから前に行って投げ。隙のできる技ではその隙の有耶無耶化。あるいはコンボの仲立ち。そういう様々な局面で使う汎用性の高い技である。
 また、これも必殺技なので、冠雪、垂雪、粒雪をキャンセル可能となっており、これにより通常技と同じように活躍のほどが多過ぎるくらいある。
 特にコンボの中継では冠雪>不香>ダウン追い打ちや、垂雪>不香>近Sなど、局面局面で重要な役目を果たすため、コンボ技だといって差し支えないレベル。
 他にも冠雪の隙を有耶無耶化したり、垂雪二段目と前不香BSUで雑な二択をするなどがあるが、長くなるので、いずれ不香だけまとめて何かしたためたい所である。
 さておき、それに加えてバージョン1.18では技後半を、冠雪、垂雪、粒雪でキャンセル出来るようになったため、更に活用の仕方に変化があるようになった。
 とりあえず不香>冠雪で画面端から相手の端まで届くようになる、というのは面白いネタとしてあげられる。あっと言う間に端端出来るのだ。
 他にもHSカウンターから不香>垂雪、というコンボも可能である。これらから、色々考えられるのだが長くなりそうなのでこれも割愛する。
 総じて、名残雪のメイン技、というポジションに当てても問題ないと言い切れる技。それが不香である。

冠雪(214+HS)ブラッドゲージ:1つのゲージの8割

 所謂突進技。発生は小技からキャンセルで入るので早い方。リーチはバージョン1.18でそこそこ伸びた*1
 発生を活かしてのコンボパーツとして、あるいはぶっぱなし要素として力強い技だ。
 コンボに行く場合は垂雪に繋ぐのが基本。冠雪>垂雪はコンボとしては一番使うルートまである。
 またカウンターで当たるとハイカウンターなので追撃が重いのが入れられる点は特に覚えておきたい点。
 リーチ伸びたのも影響があり、ノーマル状態のHS先端カウンターからコンボが安定して狙えるようになった。かなり進むのが奏功しているのである。
 硬直は以前は確反のないぶっ放し推奨レベルだったが、バージョン1.18ではほぼ確実に投げが入れられるようになった。なので、使う時は後ろ不香とセットが望ましい。
 とはいえ常に後ろ不香をセットすると、当たってた時に追い打ちから起き攻めにいけない。なのでこの部分はかなり悩ましい所。
 何もしないのと手を出したら当たるタイミングの垂雪を混ぜる。後ろ不香と見せかけて前不香、そもそも屈Sカウンター確認から出す、など手管はあるが以前のようにとりあえず出す、と言う訳にはいかなくなった。
 とはいっても、後述だがぶっ放しでもリターン面はちゃんとあるので、前よりそこが高リスクになった、というべきかもしれない。
 また相手の吹き飛びも伸びたため、ダウン追い打ちの仕方が変わっているので、その辺の方針を考えておく必要がある。
 総じて、ナーフが痛いところだが、まだまだちゃんと使う技。それが冠雪である。

垂雪(623+HS)ブラッドゲージ:一つのゲージの7割

 所謂対空技。とはいえ上半身無敵までなので、対空として使うことはそれなりにでしかない。
 一番使うのはコンボパーツとしてである。一段目で相手を浮かす効果があるのと、この技を不香でキャンセル出来るという点をもって、色んな局面からかなり高く浮かせてからコンボに突入できるのである。
 当てて浮かせられるならあらゆる場面でコンボに行ける。と覚えておくといい技と言える。とりあえず、垂雪一段目>不香>近Sの流れは頻出するので、ここは手癖になるレベルで覚え込ませたい。またバージョン1.10で発生が早くなっているので、コンボとして狙える場面は多くなった。
 例えば、バージョン1.18で可能になったコンボでHS先端カウンターから不香キャンセル垂雪で拾っていく、というのも可能である。
 そんな垂雪だが今まで不香は必須ではあったが、それだけではなくなった。バージョン1.18では垂雪の二段目にちょっとだけ地面でバウンドする効果がついたのだが、これでコンボが伸びるようになった。
 具体的には直の冠雪>垂雪二段目>冠雪>垂雪二段目、という単純ながら大きめの減りをするコンボが生まれた。ブラッドゲージが溜まり過ぎる弱点はあるが、冠雪単発ぶっ放しのリターンが、垂雪のおかげで高くなった、という事例である。
 総じて、対空よりコンボで使う技、という印象が強い技である。今後も、垂雪の一段目が当たるという状況があるならコンボに行ける、という貪欲な目で名残雪の行動を見ていくといいだろう。

粒雪(236+P)ブラッドゲージ:一ゲージの9割

 所謂飛び道具。相手の大体の飛び道具を潰せるのがポイント。
 リリース当初は出が遅く弾も遅くと使いにくい技だったが、バージョン1.10で発生と弾速が改善し、使いやすい技になった。
 単純に飛び道具としても高性能。あとちょっとの削りを強引に狙っていったりに使える。
 しかし、真の価値はこれで飛び道具を潰しつつ不香で接近出来る点。ブラッドゲージ全体の半分使うムーブだが、牽制や飛び道具を無視しつつ攻め込めるのはやはり強く、飛び道具に困った、という時は粒雪を思い出そう、まである。
 不香以外の必殺技と組合わせることはあまりない。あるいは不香から出す方もほぼ使わない。大体不香とセット、と覚えたい。
 ただの飛び道具として使うのもありだが、ブラッドゲージの量を考えると、もっと戦略的に使いたい。相手の起き上がりに重ねて択を迫る方法や、HSなどの単体で隙の多い技から出して無理やりこちらペースを作る、ブラッドゲージが溜まることを逆に利用して遠S高速化を呼び込むなど、狙いを絞って使いたい。
 総じて単なる飛び道具の域を超えている技と言える。ブラッドゲージの溜まりがこれ以上に少なかったら壊れまであるので良調整、といっておきたい。

Bloodsucking Univverse(623+P)

 所謂コマンド投げ。目立つ特徴は三つ。体力の回復、ブラッドゲージの回復、投げ抜け不可。
 一番重要なのはブラッドゲージの回復。これはかなり高速で回復するが、ブラッドゲージがマックスになるような形でも、ブラッドレイジにならずに回復をすぐさま始めるのが地味に強い。そして、回復効果があるうちはブラッドゲージが上昇しなくなる*2ので、限定的な固めなどが可能になる。
 この辺はバージョンが変わっても維持されているので、とりあえず投げ択を狙う場合はこれ、が基本だ。
 ただ、投げと噛み合うとどちらも投げスカリになりやすい。投げとかち合うと思った場合は、ほんのり離れて投げ間合いの程よい長さを活かす方がいいのかもしれない。
 それと、当てた後は相手が前にしかいかないので、壁が後ろなら通常投げで後ろに投げる、という方が良い。適宜使い分けである。

覚醒必殺技

忘れ雪(632146+S)

 覚醒必殺技で、相手を打ち上げて、間合い内だった場合は追撃が勝手に入り、カス当たりだと打ちあがるだけ、という技。
 間合い内で当たった場合はバージョン1.10から追撃の後の着地からブラッドゲージが回復するようになり、締めで使う意味合いが強い技になった。
 カス当たりの方はそういう回復はないが、元々画面端で壁張り付きの相手でも打ち上げる効果になる為、細かいコンボダメージのアップに使えた。
 そしてバージョン1.18で当たった相手が着地の際に以前より高くバウンドするようになり、ここに垂雪を当てる、というムーブが可能になった。垂雪が当たれば後は不香から近Sのコンボの流れになり、カス当たりでもコンボダメージが伸びるようになった。カス当たり狙いするのもあり、まであるかもしれない。
 またバージョン1.18で空中ガードの相手がすぐに空中から降りるようになったので、今まで反撃しづらくぶっぱに対処し辛く楽できたところが緩和された。相手が空中だからと適当に打つのはよくねー、となっている。

残雪(ブラッドレイジ中632146+HS)

 ブラッドレイジ中のみで使える覚醒必殺技。使うとブラッドレイジ状態が終わる。
 リーチがやたら長い点と、当たれば大ダメージな点が魅力だが、ブラッドレイジ状態になるのがむしろ敗北なとこが名残雪にはあるため、これを使う機会がある、というのは負け戦という感じである。
 無敵時間は結構長く、運が良ければ相手の攻撃をスカすことも可能ではある。とはいえ、これを無理に使う形になるのが敗北一直線で、そもそも相手が技出してこないのが一般的になっているので、体力を減らしたくない時にぶっぱする、くらいの技になっている。

まとめ

 全体的にはバランスがきっちりとれていると感じるのが、今の名残雪。
 バージョン1.18で冠雪がナーフされたのが意外とデカいのだが、お手軽ではなくなったけど爆発力はむしろ増した。細かいとこからのコンボダメージも伸びたので、そこをどう判断するかがバージョン1.18の評価になるかと思う。
 ということで、名残雪の必殺技及び覚醒必殺技解説であった。役に立てばこれ幸いである。

動画もある

ニコニコ
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Youtube
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*1:以前は端端でその中央くらい。現行は中央から相手寄りに二、三キャラ分くらい

*2:後で溜まった分が一気に溜まってはくる