書かないとまとまらないものは書いた方がいいという風潮
皆さん、GGSTは楽しんでいますか?
俺は最後まで名残雪だと約束したな。
「ああそうだ大佐……、助けて……」
あれは嘘だ。
「うわーーーーー!!」
というのは半ば冗談――名残雪はメインながら、ジョニーが来たら鞍替えなので半ばですね。――を発しながら、この項はスタートします。またぞろ、誰も求めてないのに名残雪の面白さについて言葉にしようという項です。
インプットをより強固にするには、アウトプットが一番。アウトプットがインプットされて、そのインプットでアウトプット強化なのです!
正直何書いてるか未明になって完全に迷彩の文章ですが、とりあえず出せば更にいい形で返ってくる、ということだと要約いたします。
と、お膳立てしたところで、名残雪の面白さという点を今回も適当に語ってまいります。今再び、名残雪適当語りにて……。
4か月目の名残雪ぐらい大目にみろよ。(GGST適当語り) - オタわむれ 日々是戯言也blog
今回のとの片割れが、これです。特に読んでも読まなくても構いません。名残雪の機動力という繊細さの塊の話で、微妙につながっていますけども、大体関係ないです。お暇ならご一読ください。
名残雪のワンショットってどういう意味だったのか
という話を適当にしていきながら、名残雪のワンショットのワンショット概念をあぶり出せたらいいなを形にするのがこの項です。
とはいえ、ワンショットという情報が出た辺りから見ると、名残雪の残雪がそれに該当するという以上のものではなかった、という言い方も出来ます。一発当てて勝つ、というのなら確かに残雪、という事も言えるかもしれませんが、現状では、ブラッドレイジ状態はデメリットがデカすぎます。
それに、相手としても最悪残雪ガードでOKなので、手出しをしてこない場合が大半。そこをワンショット残雪が通るか、というとやはり謎としか言いようがなく、そもそもワンショットの情報を探しても見当たらないという地点に達すると、
「飛竜、お前は夢を見ているのだ。それも悪い夢を……。」
ってなるので、マジワンショットって言葉どこで聞いたっけ!? ってなります。本当に悪い夢だったのか……?
とはいえ名残雪のワンショットはあるにはある
さておき、名残雪はどういうキャラか、というのは4か月の蓄積で大体分かった。と門矢士顔になるようには、流石になっております。残雪のワンショットではなく、リターンの高いコンボ選択と、投げと打撃、というシンプルな択を押し付けるキャラ、という感じでしょうか。
この二つの、つまりコンボと投げ打撃択は、名残雪においてはキチンと噛み合っています。打撃択からコンボを選択していく。それはブラッドゲージの残量を相談しながら、ですがそのブラッドゲージ問題を投げ択の必殺投げで解消する。そしてその必殺投げから更に起き攻めする、という狙っている方としては非常に濃密な選択をさせられます。
この、ワンコンボの威力、択の威力というのが、名残雪のワンショットなのでは、というのが展開したい論陣です。
それはワンショットなのか? というのは分かりますが、よくよく考えるとこの言葉の定義すらよく分かってないということで、ワンチャンで一気に体力を奪うというタイプのワンショット、ワンチャンショットと勝手に定義して話を展開します。ご了承ください。
ワンチャンショットを彩る要素 上巻 投げ類
今回は名残雪の要素としてのコンボについて語っていく主旨で立ち上げましたが、そのコンボに行くお膳立て、あるいはそれを彩る要素として投げがあります。まずそこを整理しましょう。
といっても、通常投げとBloodsucking Universe、つまりBSUの二つだけなので長くはありません。カカッと記述します。
通常投げについて
まず通常投げ。オーソドックスな投げですが、投げの後の硬直が短く、これから用起き攻めというのもあるという状態です。不香での接近が間に合うのです。
また、わりと素早く動けるようになる為、端は勿論、中央でも微歩き小足が当たったりします。これを活用すればまだなんかあるかな? という状態。普通にフレーム消費の不香の方がいい気もしますが、トドメ用と考えるとありかもしれません。端以外だと全キャラには無理ですが。
それと投げスカリが少し隙が少ないとかありますが、それ以外はあんま無いです。
Bloodsucking Universeについて
Bloodsucking Universeの方はヒット後の硬直が長い点と、投げスカリが長い点という通常投げの利点の反転である欠点はありますが、通常投げより優位な場面が多々あります。
投げ相殺がない点と、体力が微回復する点も有用な技ですが、一番大きいのはブラッドゲージの回復が専用の早さになることです。
通常、ブラッドゲージの回復は対応する通常技ヒットから若干時間がかかってです。先に当てて回復を見越して必殺技を出す、というのをしても往々にして回復が間に合わずにゲージが、だが奴は、弾けた。します。
ですが、BSUは当たった時点から回復が始まり、その硬直中に回復が開始するので、すぐに必殺技出してもゲージがはじけません。なので、ブラッドゲージ高コストコンボを入れた後にこれを狙い、また起き攻めから高コストコンボを、という流れが作れるのです。
なので、投げは狙うならBSU、というのが起き攻め択の意識かと思います。
ワンチャンショットを彩る要素 下巻 コンボ
コンボは名残雪の花。
このゲームならどのキャラも花ですが、必殺技を必殺技でキャンセル出来るという名残雪のキャラクター特性によって、他のキャラとは違うタイプのコンボが繰り出せるようになっています。
この要素により、通常ではお出し出来ない火力のコンボが可能になり、それが択からのワンチャンショットとして、機能することになります。
コンボネタとしては『GGST パーツで見る名残雪のコンボ - オタわむれ 日々是戯言也blog』でパーツごとの話はしたものの、ちゃんとしたレシピとなると全く言及していませんでした。探せばある時代ですしね。
しかし、これに関してはいずれ自分用のまとめとしてもうちょっとパーツのくっついた形のものがあっていいのでは? ということでそれ用のネタ文章を書くのを予定しております。まあ、いうだけならただですが、とりあえずやれそうな気配はあるので、没覚悟で一回やってみます。
その辺の詳細があると違うとはいえ、今回は名残雪のコンボの楽しさということを題材にしますので、レシピ系な具体的なのはあまり掘らず、ここが楽しい、という話をカカッと記載していきたいと思います。
前置きが長くて申し訳ありません。本題です。
一つのコンボレシピから見る名残雪コンボの妙味
では、名残雪のコンボのココが楽しい、の話を始めます。
それを語る為に、一つのコンボレシピを用意しました。
『近S>垂雪(1段目)>不香>屈K>近S>遠S>S>忘れ雪>遠S>不香>忘れ雪』
このコンボは、名残雪のコンボの妙味全部入りのコンボとなっています。このコンボを解題することで、名残雪のコンボの楽しさというのが分かってくるのではないか。
ということで、一つ例示として、このコンボに必要な知識やテクニックについてカカッとやっていきたいと思います。
第一段階 近S>垂雪
このセクションは、名残雪の中で最も高くまで相手を浮かせられるところとなっています。
GGSTにおいて空中食らいというのは、今までのシリーズにあった空中受け身の概念がなくなったので、いくらでもぼこぼこに出来るタイムとなっています。一応浮かせる前の攻撃の種類や、ヒット数などで遠くなったり浮きが低くなったりの補正が掛かったりしますが、基本ぼこぼこに出来るタイムです。
なので、相手を浮かせてガスガス攻撃を入れる、というのは全キャラ狙いたい。そういう基本部分、ルールなので、名残雪も当然そう言うのを狙うことになる訳です。
この面に関して名残雪で特段なところは、近Sと垂雪1段目が優れた浮かせ技だ、ということでしょう。
どちらも、近Sは近くないと駄目で、垂雪は出し切ると浮かせ技にならない、という点はありますが、それを補強する施策は名残雪には存在するので、問題点をきっちりフォローすれば、大変使いやすい浮かせ技、となるのです。
第二段階 垂雪1段目キャンセル不香
浮かせ技から、更に追撃する為の移動のセクションです。
名残雪のキャラクター特性、必殺技を必殺技でキャンセル出来るの用例でもあります。
垂雪は2段技で、1段目で浮かせて二段目で打ち下ろしますが、その二段目の前に不香でキャンセルすることで、打ち下ろしを無くして浮かせ技として機能させる、というムーブです。
ここでは近Sと合わせて高く打ち上げる形になっていますが、立ちKからなどでも中々浮くので、ダメージアップの為に他のコンボレシピでも使う事の多いセクションです。こういう事が出来るから名残雪は面白い、の一部分ですね。普通に使うと追撃は出来ない技が、優秀な浮かせ技に化けるのです。
第三段階 屈K>近S
ここは、屈Kで拾う、つまり空中コンボして近Sに繋ぐ、というセクションです。
GGシリーズはガトリングコンボ、所謂チェーンコンボがあるゲームですが、GGSTではそれが結構限定的になっています。なので既存シリーズならガトリングで繋がる屈K>近Sも、今回はボタンを連続で押しても繋がりません。なので、ここは地味に目押しになっています。
とはいえ、屈Kを早めに出して拾うことで、近Sに繋ぐのがスムースにすることが出来るので、その部分だけ見ればそこまで難度は高くありません。
ただ、この屈Kで拾うというのが曲者で、普通に出すと浮いた相手の下をくぐって反対側に出てしまいます。当然拾う事も出来ません。
なので、ここで不香慣性消しというテクニックを使います。
移動技である不香には、その後にも横移動の慣性、横に移動しようとする力が働くのですが、それを不香の移動方向と逆に方向キーをいれておくとキャンセル、つまり消せるというのが慣性消しというテクニックです。これにより、丁度いい位置で止まって、屈Kを置けるようになるのです。
以上の二つ、目押しと慣性消しというテクニックが要るので、このコンボでは一番難度のあるところです。
第四段階 近S>遠S>S
ここはガトリングルートである近S>遠Sと、名残雪特有の遠Sからの3段の2段目まで出す、というセクションです。他のセクションは結構操作する場所が多いですが、ここは連打でもなんとかなるところでもあります。ガトリングルート様様です。
実の所、近Sから遠Sは相手の浮きが高いと遠Sがスカってしまいます。普通にやると上手く近Sを置かないと、なので難度があるのですが、屈Kで低めにいる相手を拾ってから近Sに行くことにより、程よい高さで遠Sを当てる事が出来ます。
また、近Sが始動から数えると二回目なので、補正で相手が遠くに行ってしまうのですが、遠Sはリーチが長い為、それでも問題なく拾う事が可能で、次いで出る遠S3段の2段目もリーチが長いので、これも拾うのが容易です。
色々と内部的には大変なとこですが、やっているのはS連打というお手軽なセクションであります。
第五段階 S>忘れ雪
遠S3段の2段目から忘れ雪で打ち上げる、というセクションです。
このセクションですが、最初の忘れ雪までに画面端に到達していると更に続きがあり、今回のレシピはそれを念頭に入れています。わりと中央位置からでもこの形になるので、起き攻めからワンチャンなら、大体端になると思っていいでしょう。
さておき、ここでそのキャンセル忘れ雪が曲者として立ち上がってきます。
ここで遠S3段の2段目を、すぐに忘れ雪でキャンセルするとスカってしまう。空を切ってしまうのです。
そうすると以後が繋がらないのですが、これは2段目キャンセルを若干遅らせることで解決します。
2段目で止まる動きをすると少し前にいくモーションになるのですが、その前に行くモーションでキャンセルすることにより、単に2段目でキャンセルするより距離を詰めて出すことが可能になります。
こうすると、上手く先端をヒットさせられ、後に続けることが出来ます。
第六段階 忘れ雪>遠S
このセクションは、忘れ雪から遠Sを当てて相手を壁はりつきにするところです。
この場合の忘れ雪は、通常の演出の入る状態ではなく、カス当たりになっているのがポイントです。
忘れ雪は通常ヒットなら演出に入ってダメージを与えるのですが、初段の先端を当てるとその初段だけが当たる、所謂カス当たりになり、相手を高く打ち上げて遠Sなどによる追撃が可能になります。
このカス当たりからの相手の接地際への追撃の遠Sで、相手を壁はりつけにします。
そもそも、壁はりつけはGGSTの特徴であるウォールブレイクの前段階で、この状態に追撃すると壁を破るウォールブレイクとなります。
忘れ雪のカス当たりだと、壁はりつきの相手もウォールブレイクせずに打ち上げるので、大体この形に持っていけると覚えておくといいでしょう。
第七段階 遠S>不香>忘れ雪
ちゃんと忘れ雪を当てる為のセクションです。
遠Sで壁はりつけにした後、キャンセル不香で接近して忘れ雪をフルヒットさせ、ウォールブレイクを狙うのが、このセクションの目的です。
実際問題、ここは単純に遠S3段の2段目で壁を割った方が楽なのですが、忘れ雪を画面端でフルヒットさせると、ウォールブレイクする、までは変わらないものの、場所が移った後に相手がダウン状態になるのです。
通常のウォールブレイクは、場所が移った後は相手は立った状態に、つまり五分の状態になります。
一方忘れ雪のような覚醒必殺技でウォールブレイクすると、相手がダウンしている、というのはつまり起き攻めに行ける状態になります。ここで名残雪としては有利に起き攻めが狙える形となる訳です。
名残雪コンボの面白さについて
ということで、コンボレシピから名残雪のコンボの成り立ち方を見た訳ですが、楽しめる場所があるのがお分かりいただけたかと思います。
ぱっと見では適当に連なっているだけに見えるコンボも、細かいテクニックによって成り立っている。これが名残雪のコンボの面白さなのです。
といって、これを見て、成程、面白い! ってなるかと言うと謎いではあるんですが、こういう細かい理路で名残雪はコンボをしていて、そこに面白みを見出せるキャラクター性なのだ、というのが語りたかったわけです。
こういうコンボと投げの二択からワンチャンスでもぎ取る。それが名残雪のワンショット、ワンチャンショットだと、最後に言い立てたいと思います。よくよく考えると意味不明な言葉ですが、まあ今回限りの言葉なのでいいのです。いいのですったら!
ということで、今回はこの辺りで。御清聴ありがとうございました。