GGST名残雪 起き攻めの大体の話 第二版

GUILTY GEAR -STRIVE- - PS4

この項について

 この項では、GGST、ギルティギアストライヴの名残雪の起き攻めの詰め方について私的に溜めた知識の確認をします。Part2です。
 以前に、起き攻めの話を書きました。半年ほど前ですね。
hanhans.hatenablog.com
 久しぶりに見てもそれなりにまとまっといます(自画礼賛)が、ちょいちょい直したいところがあります。そこの項を直すとぐちゃぐちゃになりそうなので、これは一回整理し直して新たに書いた方が、回り道だけど一番いい気がしたので、ある程度元のを使いつつも再編成してみたいかと思います。
 とはいえ、こういうのが世の中には沢山ある訳で、それらとの差別化というの出来るかというと難です。でも、前回のでも書いてますが、自分の理解用、確認用でもあるので、最低需要私、というだけでやっていきたいと思います。
 それではいってみましょう。

名残雪起き攻めに対する基本的な理解

 名残雪で起き攻め、となると基本は投げと打撃の択を擦るものです。高速中段択、あるっちゃありますが、平素なら投げと打撃がやはり安定します。そこが必要ならググるのがいいと思います。
 さておき。
 名残雪起き攻めは、まずベタに打撃と投げの二択です。
 打撃は比較的ダメージが大きく、投げはそのまま二択を続けられます。つまりどちらもダメージの期待値が高めです。
 とりあえずシンプルですが、ゆえに強いです。択として覚えやすいし、手に馴染ませやすい。
 逆に言うと超技巧のいる、という手段ではない訳ですが、ダメージ効率からすると単純な方が取れ高大きい。まずはここから、という感じで馴染ませていっていただきたい。
 ですが、この起き攻めには、他の起き攻めもなんですが、問題が一つ、しかし山積しています。
 それはブラッドゲージ(以後大体Bゲージ)です。
 事象としては唯一の問題点且つ、出てくる所は最多の問題点です。

考えよう。ブラッドゲージは大事だよ。

 この前提が終われば、どういう起き攻めか、という話になりますが、その前にお付き合いください。
 Bゲージは名残雪においてもっとも重要な部分です。これがあるから必殺技を必殺技でキャンセル出来るという無法が許されていると言っても過言ではありません。油断すると血圧がはじけます。
 なので、状況次第で起き攻めもその影響を受けます。
 特に不香が使えるか否か、という点が重要で、不香を使って弾けてしまっては起き攻めとして意味がない。なのでBゲージ管理はどのタイミングでも名残雪の必須科目。努々怠らないように。
 とはいえ、3ゲージある中で1ゲージ残っていれば、不香は問題なく使えるので、1ゲージ残っている、という目安からまずは入るのがいいでしょう。
 さておき、何故不香を重要視したか、というと、それは当然起き攻めの場合に最も使う技だからです。
 転がす>通常技でダウン追い打ち>キャンセル不香で接近、は名残雪の起き攻めの基本ワンセット。ダッシュのない、移動も遅い名残雪の起き攻めは、移動技の不香あってのものであると心得てください。
 ですが、最大コンボを入れるとBゲージがもりもり溜まっている場合が多いので、択でコンボが成立した後などはクールタイムが必要だったりします。
 最初のコンボの段階でかなりのダメージがとれるので、回復目的の動きでも削り倒せる場合もありますが、それでも最大コンボの後に択った場合はBゲージを気にするのを忘れずに。
 あるいは、コンボの内容でBゲージの溜まりを軽減する、という動きも時に必要です。
 例えばコンボで、冠雪>垂雪>不香、とした場合は如実にゲージが爆上がりします。大体これだけで2ゲージと少しくらいです。この途中で血圧が弾けると目も当てられない。
 なので、例えば冠雪の後は何もせず、前HSでダウン追い打ちから二択に行く、その上で起き攻めの打撃の選択肢に屈S>立ちHSのコンボを偲ばせるという路線を念頭に置かなければなりません。
 更に投げ択をBloodsucking Universeにすることで、Bゲージ速攻回復という手管もあります。これなら、溜まりきる前にもうワンセット最大コンボを、も可能で、投げ択をこれ一つに絞るという考え方すらあります。
 とはいえ、いきなり色々な選択肢をするのは無理なので、まずこれ、というのを覚えてから、派生を増やす、というのがいいかと思います。その辺を詳らかに出来たらいいのですが……。
 さておき、本題に入っていきましょう。

名残雪の起き攻め、何を出す?

 繰り返しますが名残雪が起き攻めは先述の通り打撃と投げの択です。ではそれはどう使う? というのを、やっていきます。

択の一 近S

 起き攻めでもっとも色々な期待値の高い行動が近Sです。ガードされても特に問題なく、持続もそれなりにあるので重ねやすい。これ以後のコンボはダメージとBゲージ回収が大体トレードオフです。
 とりあえず頭にプランが無いから様子見代わりにこれを置く、という消極的な使い方から、投げ抜け読みの投げスカリにカウンターから大ダメージ! という積極的な使い方まで、多岐に渡る使用用途をもっています。どちらにせよ、その後の行動をきっちり覚えておくといいでしょう。

択の二 投げ or Bloodsucking Universe

 名残雪には通常投げとBloodsucking Universe(以後BSU)があります。どちらも一長一短があります。
 通常投げはコマンド入力が楽で、発生早く、投げスカリは短く、リーチも短い。
 BSUはコマンド入力が必要で、発生はそれなり、投げスカリは長く、リーチはややある。
 という風に対偶に見えますが、BSUは更に投げ抜けされない、体力が少し回復する、Bゲージが高速回復します。どう考えてもBSUの方が上です。
 なので、投げは出来るならBSUでいきたい。とはいえ、投げを単体で狙うのは難度があります。ビタ投げ、それもコマンド技のBSUでするのは難度が本当に高い。なので、当て投げみたいなタイミング以外だとBSUするには練度が要ります。
 このことから、投げはBSUを狙いたいが安定するなら通常投げ、となります。強いてする決意があるならBSUだけもありですが……。
 ちなみに、どちらを使っても硬直が抜けて不香して起き攻めを再度掛けられます。通常投げだけだとジリ貧ですので、一回投げたら投げはBSUを狙う、とかしたいところです。

択の三 立ちK

 距離的に近Sにならない時に使う選択肢。ダメージの期待度はまあまあながら、Bゲージ回収の期待値は低い。
 距離に寄って動きが変わらないのが利点ですが、持続もそんなにないので重ねが意外と難しい。近Sにならない、と分かる距離で以外はあまり使わない選択肢かもしれません。
 一応、ダストと足払い、あるいは前Kに繋げらえるので、そういう択を狙うなら、という繋ぎでもあります。青ロマ関係もここからいけそうですが……。どうするんだろう……。

択の四 最大溜めダスト

 強欲の中段択。中下段択はあまりないと言ったな。あれは嘘ではないが本当でもない。
 最大溜めなので暴れるどころか冷静でも普通に返されますが、それを無視してしれっと狙える大ダメージが魅力。
 基本の打撃と投げの二択に、素知らぬ顔で盛り込む要素、とも言えます。無謀こして無謀キャプテンですが、それでもやはりダメージは魅力なんですよ……。近Sから連携するパターンもあります。

択の五 様子見

 相手に無敵技がある場合には、偶には様子見も必要です。特に覚醒必殺技が使われる時には注意が要るので、様子見も択に混ぜたい所。この辺は読みの世界ですね。
 一応、粒雪を起き上がりに重ねておく、という積極的な様子見もあります。Bゲージの溜まりが多いので、そうそう狙えませんが、BSU後なら出し得だったりします。

択に行ける場面について

 択に行く時、どういう状況なのか、というのがまず重要です。なのでどの状況で起き攻めに? というのを書いていきます。

前HS>不香

 単体ダメージが高く、追い打ちに使いやすい前HS。これに不香を使えば、大体の場合密着でこちらが自由に動けます。つまり、択を狙うにうってつけです。
 先端ぐらいで追い打ちすると、不香からでも密着になりませんが、それでも打撃を置いておいたり、不香を続けて接近するなどが出来ます。
 とはいえ、やはり狙いは密着。上手く使っていきたいところです。
 補足ですが、冠雪からの場合は、冠雪の後に不香を出す、という一手間も必要な場合もあります。

屈S>不香

 そう多くはないものの、ダウン追い打ちに前HSが届かない場合もあります。そんな時は、屈Sです。これが当たらない程遠くというのはそうそうありません。
 とはいえ、遠い場合の選択肢ゆえに起き攻め二択、というのは不香二段階したり、屈Sを重ねたりという選択になります。ややテクいとこですね。

前K>不香

 ダウン追い打ちとしてはそんなに使いませんが、前HS先端くらいまで当てられて、少し進む為に不香すると前HSの場合より近い位置まで寄れます。後は慣性前歩きで投げに行く、という手が使えますので、ダメージか間合いか、というのをトレードオフです。

足払い>不香

 これはダウン追い打ちではなく、当ててから不香を経由しての択です。足払い単体で、という用例は少ないですが、Bゲージの兼ね合いでそうならざるを得ない場合などに使います。距離次第では前HSにすぐ行けたりしますが、不香がいる場合は多いです。

冠雪>不香

 冠雪から強引に起き攻めに移行することも出来ます。一応、不香後に前HS>不香の形にも出来ますが、Bゲージ温存策として出さない選択肢もある、といったところです。結局前HSの流れに軌を一にします。

垂雪>不香

 垂雪二段目を出し切ってから不香で密着です。ただ、垂雪は一段目を当ててから前HSにした方がBゲージの回収が可能だったりするので、結局前HSの流れと同じになるところがあります。
 一応、二段目出して不香の後の自由時間が長いので、それを活かせる案が生まれれば、また違うかもしれません。

通常投げ or Bloodsucking Universe>不香

 投げから起き攻め、という形。端などでは歩いていけますが、中央だと歩いてでは間に合いません。
 通常投げの方が、動き始められる時間が早いので、前Kやダストを重ねるというゲインがありますが、そこまで魅力的ではないので、どちらにしても大体同じ動きでいいかと思います。

択からコンボ!コンボ!コンボ!

 択からどのようなコンボに行くか、というのをつらつらします。
 名残雪においてはBゲージを見つつコンボを、という形になりやすいので、ここでは起き攻めの打撃択の選択の用例を軽く整理しておきましょう。

近S重ねから

近S>遠S>S>S

 ド安定で威力は低め。通常ヒットで安定して使えて、Bゲージ回収量は大きい。とはいえ、どこで止めても好きがどでかいので、ヒット確信でごり押すのも地味に危険。遠S三段の二段目でキャンセル不香逃げなども考慮に入れたいところ。
 Bゲージが溜まっていないタイミングなら、最後のSの後にタイミングよく粒雪を重ねてそれを不香で追いかけて打撃と投げの二択、という起き攻めも可能です。通常の立ち回りでも普通に当たるやつなので、覚えておくといいでしょう。

近S>冠雪

 ガードされても特に問題ない冠雪をぶっ放すタイプのコンボ。カウンターだろうがガードだろうがとりあえず出せる形です。慣れないうちは入れ込んでしまうのも手ではあります。
 冠雪以後は、前K>不香から起き攻めや、不香>前HS>不香から起き攻め、垂雪>不香>近S>遠S三段などのバリエーションがあります。Bゲージの状態を見たり、ぶっ放したなら上手く辻褄合わせたり。

近S>垂雪

 こちらはガードされると若干危ないですが、二段目をディレイで出す、あるいは不香すればそこそこフォローは出来ます。Bゲージがもりっと溜まりますから、そこはBゲージと相談です。
 コンボとしては二段目出さずに前HSから起き攻め、あるいは大きく出るなら不香から屈K>近S>遠S三段、という風に。後者は近Sがカウンターだとわりと追撃が難しくなるので、練習が必須です。

近S(カウンター)>最大溜めダスト

 ダメージ最大化を狙うなら近Sカウンターからの最大ダストです。最大ダストはダストジャンプには移行しません。普通に当たります。
 この後は更に屈S>冠雪>垂雪>不香>近S>遠S三段と繋げていきます。わりと難度が高いところがありますが、ここまでいけるとBゲージ回収も結構ありつつダメージも取れますし、終わってすぐ必殺技を出さないなら、意外と早くBゲージが改善していきます。
 主に相手が投げを嫌って投げ抜けをしているとこに刺すのが目的です。カウンター以外だと最大溜めダストは当たらないので注意。
 ガードされていてもそのまま最大溜めダストを連携的に出せるのも強み。全部ガードされると反撃可能性はありますが、割り込みは無敵技以外不可能且つリターンも高いので、最大のゲインとして狙いたいところです。

立ちKの重ねから

立ちK>足払い

 立ちKで打撃択した時の狙う形。足払いの後は前K>不香や不香>前HS>不香での起き攻め、垂雪>不香>近S>遠S三段など。全重量で当たる垂雪を狙う形がベターですが、Bゲージの具合を見て前HS狙うのがいい場合もあります。

立ちK>前K>冠雪

 比較的ヒット確認しやすいルート。それでもリスクを減らす冠雪をするのがいいと思いますが、ヒット確認に自信があれば垂雪でもいいでしょう。
 冠雪の後は前HSが安定です。垂雪でなら、不香からの近S>遠S三段、がやりやすいです。
 冠雪から垂雪でいいんじゃないの? ですが、Bゲージが溜まりますし、重量に寄って拾いにくい場合もあります。なので自信があれば、です。

忘れ雪を入れるタイミング

 人に寄ってテンションゲージの使用用途は変わってくると思いますが、ゲージが使えるタイミングなら忘れ雪を入れる選択肢も忘れてはなりません。前は書いてて忘れました。
 忘れ雪を入れるタイミングは、大体近めである、というのがまず。
 近Sからや足払いに前K。それらだとコンボとしてどこでもいけますが、意外と遠S三段の二段目が難しいのです。
 遠S三段は遠Sド先端からでも繋がり重宝しますが、最終的に出し切るしかない、という場合が多いのです。特に空中コンボ時は遠い場合が多く、色々考えても出し切るのがベスト、となります。
 ただ、画面端なら一気に距離が詰まるので話は変わってきます。画面端に近い、というくらいでも遠S三段の二段目なら結構運べるので、忘れ雪を狙う事が可能になります。
 とはいっても、それが常に、といえる程横には長くないのが忘れ雪。偶にカス当たりで浮かすだけになることもあります。
 だがちょっと待って欲しい。そのカス当たり、追撃できます。
 地味に打ち上げた後に対して遠S三段が大体確定します。こうすると、Bゲージ回収がかなりおいしいので、あるいはそれ用のコンボを組むのも可能です。今パッと浮かばないので、気になる人はググってください。多分あります。

まとめだからなんか書いとけ

 とりあえず、起き攻めネタをまとめ直しました。だいぶ直したのに短くなっていないので、はてな? って感じです。ネタがあったという事ですね。
 さておき、名残雪の起き攻めの基本はこんなところです。まだ応用的なのがロマキャンを絡めればありそうですが、結局はこれら起き攻めに帰結しそうなので、これらから覚えていきたい所です。
 ということで、今回はここまで。したらな!