スパロボ30特選ユニット語り 第六回

【Switch】スーパーロボット大戦30

この項について

 ここは『スーパーロボット大戦30』のそこがいいんだ……。という、α外伝のキッド・ホーラ顔でユニットをお薦めする項です。単に語りたいから語るという側面がある項ですので、変な期待はするな。そうすればお前はもっと強くなる。
 謎目線はさておき、今回は個人的に好きなカテゴリーな狙撃タイプから、一つ選んで語ってまいりたいと思います。
 ということで、それではいってみましよう。

第六回 ゴールドフォー&スルガ・アタル

開幕駄弁り

 狙撃タイプという種が、スパロボにはあります。遠距離からの攻撃が得意なタイプです。
 とはいえ、この区分がスパロボの最初からあつた訳ではありません。
 昔はそこは単に長射程という区分でしかなく、それもファンネルとかでだったので、狙撃、という感じではありませんでした。向きとしては狙撃なんですが、遠近の差が超激しい頃だったので、繰り返しですが、単に長射程、という感じでした。
 それが、精神コマンド狙撃の追加や、平均的に長射程が少なくなっていき、遠近の間に中射程がしっかり幅を利かせてきた過程を経て、その中で長射程攻撃は狙撃タイプ、といえる種として特化していくことになります。
 今回推すゴールドフォー及びスルガはスパロボ30において明確に狙撃枠のユニットです。最近のスパロボには珍しく、移動後攻撃武装、所謂P武器が一切なく、武装のどれも射程が長いのが、狙撃タイプらしい、と言えるでしょう。
 そのらしさは接近されると脆いのと、援護攻撃を初手から3持っているのにも表れています。後方から支援しろ! と言う圧が如実です。
 ここまで狙撃寄りのも実際珍しいレベルなのですが、そこの深掘りは長くなるのでここでは割愛します。とにかく、狙撃による援護がメインの機体、それが狙撃タイプという理解をしていただければそれでいいです。

基本性能

 ゴールドフォーはMJP組らしくHPと装甲が薄く、運動性は高めだけどとてもいいとは言えない。基本的に密着て攻撃できる武装が一番弱いものしかない。
 代わりに、メイン武装である高位荷電粒子砲及びフライフィッシュが長射程で、遠距離から攻撃するのが正義という機体です。
 ついでに、スルガのエースボーナスと機体の5段階改造ボーナス、気力130で射程+1と照準値+10と組み合わせで、より遠距離から攻撃することを是とされたユニットとなっています。

武装ピックアップ

光子共振式連射砲

 ゴールドフォー唯一の射程1からの武装且つノー気力で使える武装です。破壊力も低めですが、これでも射程は並の機体なら最長射程なくらいあるので、気力がない時でも援護と絡めて使えるのが良い点。
 ただ、スキルで闘争心盛ると次の武装がすぐ使えるので、育てていればいるほどそんなに使わない武装かもしれません。弾数制な点も優位っちゃそうなんですが、そこはテコ入れでなんとかなるので、序盤以外で使う局面は無いかもしれません。

高位荷電粒子砲

 中盤まではゴールドフォー最大武装。射程と威力は中々高いので、まずこれを連射できるようにするのがゴールドフォーの社是。
 中盤以降は次の武装にいいとこ取られるので、やや不遇ですが、比較的EN使用量が軽いという利点があり、次の武装の弾数がテコ入れしないと少ないのもあって、切り札を温存すると為に使う武装となります。
 使用に気力が必要なのと、射程が2からなので、そこの弱点は補う運用が求められます。まあ、闘争心付与一択で全て解決しますが。

フライフィッシュ

 ゴールドフォーの最大武装。合体攻撃は抜きで、ですが、なかなかMJP組を全部出すは難しいので、それは置きます。
 射程はゴールドフォー最長で、しかし射程3からなので近いと使えず、命中補正が弱く、弾数も2発が初期値。なのでこれを強く使うようにスキルと改造を考えるのが、ゴールドフォーを強く使う為には必須の思考となります。
 射程は長いので援護などにも使いやすく、逆に他の長射程ユニットの援護を乗せるのもやりやすい。弾数さえなんとか出来れば、なのです。

スルガのステータス

 射撃と命中が中々高い方で、狙撃系らしいステータスです。じゃなかったら嘘までありますしね。
 精神コマンドは必中と狙撃持ちなので射程を擦れるタイプとしては嬉しいところ。根性持ちなのは今回レアなので、そこもポイントでしょうか。
 スキルの初期は底力6、援護攻撃3、ヒット&アウェイ。狙撃系にはヒット&アウェイは必須なのに最初からなので推せます。
 エースボーナスは狙撃の消費SP軽減と、8マス以上離れた敵に与ダメ1.2倍。射程でガンガン擦るのが正義、といえるものです。
 ここを踏まえたスキル選択と運用が必要になります。それは後述します。

スキルの考え

 スキルは、まず気力が必要なので闘争心から。気力130で射程伸びるので、闘争心EXにして初手130は狙いたいです。
 気力案件と併用として、見切りもEXあるといいでしょう。命中も上がるのである一石二鳥。
 援護攻撃が3あるので、サポートアタックも重用できるでしょう。地味なダメージ増ですが、だからこそ機会も多く、つける価値はあります。
 そして、フライフィッシュを強く使う為の施策も、ここでします。
 つまり、Bセーブです。
 早めにEXにすると、まず4発。これに機体改造ボーナスの弾数+1つければ6発になります。ここまで積めば、かなり使いやすくなるでしょう。あるいはEセーブで高位荷電粒子砲を使いやすくもありますが、ここは好みかと思います。
 ダメージの増強を狙ってアタッカーもありです。他のメイン火力につけずに、というのは倒錯的ですが、好きならばこそ、込めたいところです。

強化パーツの考え

 強化パーツは射程伸ばす物優先です。8マス以上離れていればバフなので、その間合いが伸びれば伸びるほど効果は高いです。
 なので、ベタな高性能レーダーやガンファイトサポーター系から、テム・レイの回路や十三の狙撃虎の巻などの変わり種や、ど定番のハロまで、色々と付けるものは考えられます。
 個人的には攻めないから回避は最低限、とテム・レイの回路とガンファイトサポーター、それに十三の狙撃虎の巻で固定してます。固定にしてると悩まなくて楽でいいのです。ですったら!

基本運用

 基本の運用は、射程を生かして、ですが、これにも色々あります。
 大体の場合は、相手が近づ前に攻撃してHPを減らす行為をします。削って、味方が倒しやすくする、です。射程が長ければ長いほど、敵が近づくまでに何度も攻撃できるわけで、それだけで倒すこともあります。
 また、援護攻撃を活用するときも射程を生かします。特に射程の長い武装を持つユニットへの援護は、同じように射程が長くなければ生かしきれません。これも射程を生かす、です。
 あるいは、そういう火力と合わせて、近づくボス格や面倒な敵などに何もさせないで倒すというのも、射程を生かしているといえます。厄介な攻撃の多いボス格に対して、何もさせずにHPを削る。または倒す。
 こういう使い方をしていくのに適しているのが、ゴールドフォーとスルガ、と言えるでしょう。

また駄弁り

 繰り返しですが狙撃系、好きなんですよ。と何いきなり話しかけてるわけ? しますが、無印時代から長射程で攻撃するのが好きだった、というか無印時代の感覚でまだ遊んでいる感じがあります。敵が何もできない、がツボなのでしょう。
 そういう意味では、狙撃特化のゴールドフォーは趣味にダイレクトアタックです。使わないわけがない。
 それの魅力について、少しは語れたかと思いますが、まだ言い足りない感も。
 とはいえ、長い文章になっているので、そろそろ話を閉じたいと思います。狙撃系、まだネタはあるので、そっちでもう一段語ることにします。
 ということで、今回はなこまで。したらな!