ネタバレ?感想 クール教信者 『チチチチ』6巻

チチチチ 6 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
チチチチ 6 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

 大体の内容『πずりヘルアンドヘブン!』。前にπずりはジェネリックセイコウではないんですよ! とか書いた記憶がありますが、今回はジェネリックとかそういう次元ではなく、もう普通にやってるとしか言いようがない状況になっています。やってんのに掲載できるヤングチャンピオンは懐が深いなあ。という感動すら覚えます。
 ということで、とにかくπでずりオンリー漫画なのに、本番級エロさでごり押ししてくるこの漫画ですが、着地点が良く分からないままなので、果たしてこのままクソタレエロいだけで済む話なのか? という疑念も浮かんできます。
 その疑念の一翼である華名奈の話が、される! などと5巻段階で思っていた俺の姿はお笑いだったぜ。ここまで来たら一気にくるやろ! と思った6巻開くまで思ったら開幕いつものπずりエロコメだったので、某転子ちゃん様顔で「華名奈さん話ねーじゃねえかですわ!!!」って机ドンしてしまいました。あの流れだとすぐ来ると思うじゃん?
 とはいえ、珍太郎さんのお母さんの過去語りはちゃんとありました。6巻ド頭ではなかっただけです。ただ、話が結構際どくなるんで、その話を入れる流れにならないといけないという謎の理由でする隙間を探してた模様です。
 実際、華名奈さんの話はかなり際どく、華名奈さん、あなたその年齢でそれはヤングチャンピオンでもヤバイのでは? という内容をやってるので、隙を探していたのが大変正しい所作だった理由に驚きました。確かにこれ迂闊に入れるとヤバイ! 編集さんとかなり協議したのでは? レベルの厄ネタでした。あまりにヤバさが際立ってて迂闊に感想書けねえですよ。なので、そこはヤバいとぼかしておきます。
 その反動というか、迷彩と言うか、とにかく今回のエロ面は相思相愛のエチチで、見ていてわかんも良い物だなあ。と思わされます。思い合っている間でエチチするのは美しいよ……。やってるの100%純粋にπずりですが。華名奈さんが過去にやってた以外だとマジでπでずるしかなかったので、もうこの漫画のこの状況は神懸かっているレベルですらあります。やはり、πずりはジェネリックセクロスではない、という意志が強過ぎる。その強過ぎる意志のせいで、普通にセクロス判定食らって怒られたり(婉曲表現)しないだろうか、と老婆心がバキンバキンになります。大丈夫かなあ。
 さておき。
 今回は万さんの同僚というか、同じ絵本作家の雪白先生回が二回ありましたが、エロを嫌う理由が一周半回ってという話には、笑いつつもここでも華名奈さんの影響が出てくるのか、とビビりもしました。雪白先生、華名奈さんの影響する界隈から出てきた人だったのです。世間が狭い! そして雪白先生くらいエロ嫌いになっても、華名奈さんのことは様付けだ、というので、影響力の強さというか、ヤバさが積み上がっていきます。エロコメにエロ面でラスボスとして君臨する、って異常な状態ですよ。ラスボスのいるエロコメですら結構変なのに、シリアス面で見てもエロで話が進むの確定の相手ってなんだよ。エロコメの敵なんだけど、なんかおかしくねえか……?
 さておき。
 なんのかんの話をすると華名奈さんに帰結してしまいかねないのですが、華名奈さんの持つエロ磁場はそれくらいヤバイのだと思っていただきたい。この巻では華名奈さんの手管回もありましたが、そこでの異常さもやはり際立っていてヤバいと言うしか言いようがない状況です。恐るべきレベルのバブみ……! と言うしかないやん! 語彙が追い付かない!
 ということで、今回もπでずるほぼ100%でお送りされつつ、華名奈さんのヤバさも的確に積み重ねてくるテクで、この漫画どうなるんだ? という感想しか出て来なくなるのが『チチチチ』6巻なのです。