『ストリートファイター6』勢にあえて『GUILTY GEAR -STRIVE-』の名残雪を薦める事案発生

【PS5】ストリートファイター6
GUILTY GEAR -STRIVE- スターターエディション 2022 - PS4

犯行声明

 『ストリートファイター6』(以下スト6)勢に名残雪を薦めるにはどうしたらいいか、という謎の発案でこの項は書かれるものとします。ワタクシとしては、一昨年と昨年は名残雪一色だったので、そういう文章が書けるのでは? という某人いるっ!?の某藤十郎のアホ電球点灯案件ですが、ガチでやれば通じるって! 情熱大陸! 情熱大陸! というパッションだけでやっていきます。
 とりあえず、『GUILTY GEAR -STRIVE-』(以下GGST)いいとこ一度はおいで、というつもりですが、名残雪が難なのか分かっていただけたらそれはそれで幸いというやつで、つまり方向性的に自分の名残雪語りたいという我欲を満たしたいだけなのだ!
 という犯行声明はしたので、それではいってみましょう。

名残雪って?

 名残雪、それはちょんまげドレッドヘア黒人覆面ワンショット吸血鬼侍。ちょっと属性盛りまくりの男子です。プロフィールは色々重い人なんですが、キャラクターとしては属性盛りまくりで覚えておいていいでしょう。詳しくはGGSTを買ってストーリーモードを鑑賞してください(ダイマ)。
 プレイキャラクターとしては、ワンショット、という部類に入るキャラです。聞きなれませんね? 私も聞いた時、「何それ、知らん。こわ……」と増田こうすけキャラの顔になりましたが、単純に一発で決めるタイプ、というくらいのものです。名残雪の場合は一発というかワンコンボで、という感じですが、それもまたワン、という雑な扱いでいいかと思います。
 そんな名残雪の性能の話をカカッとやっていきましょう。

名残雪の性能について(基礎知識編)

 まず、GGSTはスト6と違う部分として2段ジャンプや空中ダッシュなどの空中移動の自由度が挙げられますが、それらは名残雪に与えられていません。ダッシュも無いので、移動力の面では基本はスト6ライクなクラシカルなキャラとなっています。
 ただ、それゆえにジャンプする時はスト6のように乾坤一擲に跳ぶキャラなので、見切って跳べる勢とは相性がいい、と強弁してみます。
 また、GGシリーズ特有のキャラ固有要素としてブラッドゲージがあります。これは必殺技を使うと溜まり、溜まると攻撃の性能が上がっていきますが、溜まり過ぎると危険な状態であるブラッドレイジになってしまいます。これは体力が急激に減っていくので、できればなりたく無い状態。なので、ブラッドゲージを増やし過ぎないように立ち回る、と言うピーキーなキャラになっています。
 このブラッドゲージの管理が、スト6のドライブゲージ管理と似たところがあり、私は「これ名残雪でやったとこだ!」と進研ゼミ面になったので、逆もまた真なり、の精神でこのピーキーキャラを勧めることにした側面もあります。その程度の理由でピーキーキャラを薦めるんじゃあない! という気もしますが、気のせいです。(しれっ)

名残雪の性能について(通常技編)

 名残雪は基本的にGGSTではリーチの長い方に入るキャラです。特に遠距離スラッシュ、所謂遠Sのリーチは長く、且つその後にS>Sとターゲットコンボみたいに繋いでいける技なので、基本的にこれをメインの牽制技としつつ、しゃがみSや立ちハイスラッシュ、所謂HSを織り交ぜていくキャラになっています。
 また、S類とHS類にはヒットするとブラッドゲージを回復する能力と削り能力があり、これらの技で立ち回ることで自然とブラッドゲージを回復させていく、というのがコンセプトとしてあるキャラクターとなっています。
 これに、小回りの利くパンチやキックなどを活用して近距離戦もしたり、HS類のカウンター確認からダメージを加速させたりしますが、これ以上は細かくなりすぎるので次の話題に移ります。

名残雪の性能について(必殺技編)

 先述の通り、名残雪は必殺技を使うとブラッドゲージが溜まります。なので、必殺技を連打出来ない、というキャラクターなのですが、その欠点を補って余りあるのが、必殺技を必殺技でキャンセル出来る、というキャラクター特性です。これはスト6どころか格ゲー史上でもそんなにないタイプです。だからこそ、この面白さを伝えたい……! という気持ちになったのです。
 例えば、昇竜系の垂雪ガードされていたら、飛び道具系の粒雪を出して隙を無かったことにしたり、突進技の冠雪から垂雪を繋いで更に通常技で追い打ちしたり、粒雪を出してすぐ移動技の不香で追いかけて攻めたり。それをやりまくるとブラッドレイジまでマッハなんだが……。ですが、それらを活用する方法をきっちり考えてゲージをしっかり管理できれば、ピーキーゆえに非常に楽しいキャラクターとなっています。ODとドライブインパクトにドライブゲージを使いまくってバーンアウトがマッハなんだが……。というタイプの人向きとも言えます。
 更に細かく面白いところは、先に書いた移動技の不香。これは前と後ろに出せる高速移動技ですが、必殺技なので通常技でも必殺技でもキャンセルして出せます。これがキャンセルドライブラッシュ感あります。ガードさせているとこで不意を突いて投げに行ったり、立ち回りでいきなり出して接近したりもあります。そこから、ブラッドゲージを急速回復させる投げ技、Bloodsucking univeseを狙うのが王道ですが、あるいは、それに行くと見せて後ろ不香で下がって遠Sで相手の割り込みを刺す、というムーブも可能で、この辺の動きの面白さでダッシュもないのを忘れさせてくれるところがあります。
 これに更にコンボを考えるのもまた楽し。垂雪が浮かせる効果があるので、それを不香でキャンセルすれば……? というのが分かってくると飛躍的にコンボの楽しさが増します。そのせいでブラッドゲージがすぐ破裂するんですが、それもまた楽し。
 そういう部分が際立って面白いので、名残雪を推しするのであります。

名残雪は楽しいぞ

 名残雪の面白さはピーキーさと裏腹、表裏一体です。調子こくとすぐブラッドゲージが溜まってブラッドレイジ待ったなしだ! になりますが、そこを如何に凌いでBloodsucking univeseを狙うか、あるいはブラッドゲージが回復する打撃系を当てていくか、というのでじっくりした戦い方もあります。でもそれらを考えず、冠雪をぶっこんで一気に体力とれば勝ちなんや! ブラッドレイジ待ったなしだ! という脳筋な攻めも出来るので、その辺で個性が出るキャラクターになっています。ブラッドゲージの存在によって許された名残雪特有の自由度は、自由ゆえに想像力を掻き立てられる、ということでしょうか。
 ということで、名残雪オススメ文章でした。正直、スト6から入った人がいきなり出来るか! というピーキーさではあるんですが、逆に考えるんだ。このピーキーさがスト6知識を活かせると。一応、ブラッドゲージがドライブゲージみたいな扱いにすれば、使いすぎるのはあかんと分かったりするので、対応性はあるかな、とは思っているんです。空中制動がないのもスト6では逆にそっちが標準ですし、不香をキャンセルドライブラッシュめいて使うのもまたありだとも思います。
 だから意外と対応性があるな? となりますが、信じるなよ、そいつの言葉を! という感じで戯言として処理していただけると助かります。そしてそれでもやっぱり名残雪は面白いので、ピーキーキャラということを覚えておいて使ってみたい、という方はやってみていただきたい。本当にピーキーですから。楽しいよ!(グルグル目)
 とかなんとか書いて、今回はここまで。したらな!