まんがタイムきららキャラット三作感想(2024年1月号)

まんがタイムきららキャラット 2024年1月号 [雑誌]

この項。そのことについて。

 まんがタイムきららキャラットの連載作から、あるいはゲストもありますが、とにかく連載作から三作を選んで感想をカカッと書いていくところです。ですったら!
 最近のキャラットは最終回が多くなっています。じりじりと、誌面が変貌を遂げている事態です。ササエル……。好きと言えば好きでした……。嫌いではないでした……。
 さておき、それではいってみましょう。

猫にゃん『Vドライブ!』

 最強のライバー、黄坂ガオのご帰還です! でしたが、なんか雰囲気違くない? となったらそうなのだ! という返しでキレよく話を盛り上げる。魅せる。ガオさんの顔見せとしてきっちり映えさせた見事の回でした。たぶん、キャラ紹介回としては全世界でも三本の指に入るレベルです。*1
 とはいえ、やはりVルスが人間社会に忍び込み過ぎ問題があります。今回もガオさんが雰囲気違った理由がVルスが取りついていた、というので、そこまでいってたらもう人間負け確定じゃないですか!? のレベル。ガオさんが殺されなかったのはその職業、イラストレーターの技術が必要だったからで、その絵を具現化できるから、今まで出てきたVルスが一々精度の高いガワしてた、というのが理屈として提示されます。そのレベルされたらやっぱり負け確では? ですが、はたしてこの漫画どうなるのか。

山本アヒル『ウサパン焼いて悪いかよ!』

 外人だー! うぉううぉううぉううぉううぉう お米だー! という五星戦隊ダイレンジャーの節を入れたくなるタイミングでお米食べろ系女子、プリュネさん登場。ぶっちゃけ無茶苦茶なキャラクターで、お米を食べるからパンなど要らないじゃない! というお前フランス人だろ! というくらいにお米に心酔しているという頭おかしいやつです。その上クマに軽く頬キスなども行われ、新たな波乱要員としてこの漫画をひっかきまわすのが確定的に明らかなキャラクターとなっています。
 というか、色々でかいフランス美女と、ちんちくりん日本人八房さん。この試合は一体どういう軌跡を描いていくのか。八房さんはクマにどういう気持ちで当たっていくのか。雨降って爺が溜まるじゃねえ地固まるになるのか、ぐちゃぐちゃになるのか。はたしてこの漫画どうなるか。

浜弓場双『おちこぼれフルーツタルト』

 呪100回! 祝じゃなく呪の方が正しい気がするこの漫画も100回! 本当に初期の頃とアトモスフィアがおかしくなりすぎているけど、それでもこの、この漫画が100回やれたというのは、なんだかとっても、イナフじゃねえか……。と国語のもみあげ! になってしまいます。今回も100回なのに特にいい話はなく、こいつらあたまおかしい……。ゴミ……。だったので、ブレないって時には欠点になるな、でもこの欠点こそおちタルだな。という感じになっているので付き合いが長いのも考え物だな、と思いました。
 後、食品でやばいのを作って自分たちで食うならいいですが、振舞うのはやめておきましょう。自分たちが食って当たったのは別に問題ではないですが、他人があたるとね……。お縄だからね……。お縄になるようなもの作るんじゃないというかね……。

*1:一番は米原秀幸『ダイモンズ』のジュスト・ローレンス紹介回です。あれを越えるキャラ紹介回は未だ無い