『シャドウバース』で最近CPUを殴っているデッキについて　第八

やりたいこと、やったもん勝ち！

　『シャドウバース』がnewがそろそろきて、終わる。一応しばらくは生きているけどいつ頓死するか分からない感じになる。
　そんな中でデッキを作る意味があるのか？　こんな時世に？　ですが、

こんな時、だからこそだろうがっ

　と、コミックマスターJさんも言っていますし、今だからこそ趣味でデッキを作るのだ。ということで今回もアンリミテッドルールでCPUを殴るデッキを作ってみました。もはやほぼ動かないカードプールをかっちり使っちゃいましょう。対人戦？　知らない子ですね……。
　今回はネクロマンサーのデッキで、デッキ名は＜1！2！リアニメイト3！＞です。名は体を表すです。
　それではいってみましょう。

第八　1！2！リアニメイト3

さわり

　このデッキはネクロマンサー固有の能力、破壊されたフォロワーを復活させるリアニメイトを使うことを念頭に入れたデッキです。というより、他の要素はほぼ考えないでリアニメイト全振りとなっています。
　とはいえ、リアニメイトには色々あります。主に数値の問題があり、数値までのコストのフォロワーしか復活はできない。
　なので、あんまりばらけると茫漠としすぎる、というのがあります。
　なら、縛ればいいじゃない！　という発案で、今回はリアニメイトを3に統一するデッキとしました。3コストのネクロフォロワーはいい感じなのが多く、またリアニメイト3はそこそこ数があるので、それ縛りも意外といける形になりました。
　さておき、それではデッキを見ていきましょう。

今回のデッキはこのようになっているわ。（VPのフレイ声で）

<シャドバポータルでデッキコードが見れます。＞
　デッキとしてはこんな感じです。形としてはアグロからミッドレンジを睨んでる感じ。まあアグロですが。
　デッキとしてはレジェンドは1種2枚なので比較的安価に作れるわりに、どんどんリアニメイトしだすとやってて面白いのでお気に入りになりました。CPU殴る程度ならこれくらいでも十分なのです。
　さておき、ここのカードを見ていきましょう。

コスト順カード説明　コスト1

　まずは1コストの〈スカルビースト〉。初期からあるベーシックのカードです。
　でも地味に体力2がある1コストはネクロでは少ないのと、後述の理由で墓地の数を増やしておきたいので、これを入れています。3積みです。アグロなので1コストから動きたいですしね。

　同じく1コストの〈忠犬のゴースト〉はスタッツは貧弱ですが、やられた後のラストワードで次のターンに〈ゴースト〉を置けるのが地味によい。
　〈ゴースト〉は攻1の体1疾走で、そのターンで場を離れて消滅するフォロワー。色々使い道があるのでこれが出るだけで美味しいです。
　またコスト8になるエンハンス8で〈マリスゴースト〉2体を出して疾走を付与、4×2＝8点の顔殴りが、というので、このデッキの後半を彩ることも可能です。柔軟に使いたいところ。当然3積みです。

コスト順カード説明　コスト2

　2コスト最初は〈ゴシックリーパー〉。ラストワードで墓地を肥やすかかりでありつつ、2コスト標準で最低限の動きはするし、エンハンス8で攻体+4とPP6回復で展開しやすくなる、という感じ。
　基本墓地肥やしの為に入れているとこがありますが、最低限の仕事はできるやつです。こういうのでいいんだ、こういうので。3積みしております。

　同じ2コスト〈屍の討滅者〉。場に出てフォロワーなら殴れる突進持ちで攻も3あり、且つ攻撃時能力で墓地肥やし。墓地を肥やすの探してたら見つけたいい感じのやつです。
　ただ、使い道としては墓場肥やし以外にも強い面があります。それはエンハンス5で〈屍の討滅者〉を2体出す。これでも処理能力が上がるのに、更にエンハンス7だとそれら全てがすぐに相手リーダーに攻撃できる疾走を持つ、というので7コスト3×3＝9点を顔に叩きつけられます。このデッキの終盤を彩る一枚になります。3積み安定。

　〈霊魂再生〉は2コストスペル。シンプルにリアニメイト3です。エンハンス8でリアニメイト5もついてきますが、このデッキに5コストのカードはないし、なんなら4でもリアニメイトするには微妙です。
　なので、リアニメイト3をメインで使うスペルになっています。リアニメイト3で十分です。そういうデッキなのでしっかり組み合った感じ。当然のように3積み。

　〈輪廻の強制〉は相手フォロワー1体を潰しつつリアニメイト3があるスペル。ですが、相手の方もリアニメイトが発動するので、守護を倒したと思ったらまた守護が出てきた、ということもあり、中々運否天賦です。
　とはいえ、リアニメイト3と破壊効果が2コストで同居するのは中々においしいので、3枚ぶち込んでいます。ここは数考えた方がいいかもですが。

コスト順カード説明　コスト3

　コスト3最初はニュートラルのスペル〈串刺しの罠〉。コスト3で相手フォロワー1体破壊と相手リーダー2点ダメージなのです！　もうやめて！　〈死の舞踏〉のライフはゼロよ！！　という一枚。本当に〈死の舞踏〉パイセンの苦虫を嚙むような顔見たトキある？　ってレベルでゲームのインフレを感じさせます。
　能書きはさておき、とりあえず3コストで1体破壊はあるならあるで越したことはないし、ついでに顔にもダメージとくれば、取り敢えず入れない訳にはいかないでしょう。3枚積みです。

　〈恨みの語り部〉は3コストフォロワーで場に出たら相手の顔に2点を張る、という性能です。これはリアニメイトでもなるので、とりあえずおもむろにだして、破壊されてリアニメイトする、というのがこのデッキの基本戦略です。もりもりだしたい。なので3枚採用です。
　とはいえ、この戦術もだいぶ前のなので、新しい息吹は欲しい。それに3コストこれだけだと出ないと詰む。というので、次とその次のカードを入れておきます。

　〈死魂の射手〉は場に出たら相手フォロワーと相手リーダーに1点ダメージ。それも能力で出た、つまりリアニメイトで出れば2点ダメージになるので、実質〈恨みの語り部〉の上位互換です。
　ぶっちゃけ、こっちをもっと入れるのもあり。なのに2枚採用なのはできるだけ赤液を安く済ませたかったからです。まだまだデッキを作るので、節約できるところではしたいのだ！
　なので、とりあえず3枚が一番丸いですが、2枚です！　これはこれで回る！

　3コストの〈ネメアの獅子〉はネクロカードには珍しい3コスト疾走標準スタイル。フォロワーカードを墓地に送る行動である葬送をして、デッキからフォロワーを引っ張ってくるのもありますが、このデッキでは疾走フォロワーとして重宝します。
　リアニメイトで出てきても疾走は発動するので、単純な顔2点でも活用するところは多いです。葬送発動しない分こっちの方が主要な用途なのかもしれません。
　疾走は色んな局面で使えるので、3枚入れておきました。

コスト順カード説明　コスト4

　〈ウィップネクロマンサー〉は手札から出た時と進化した時でリアニメイト3をするフォロワーです。このデッキの一つの要になる一枚。
　とはいえ、先に3コストのフォロワーを潰してないといけないので、無類に強いということもない。4コストなのも絶妙で、後攻4ターンでは進化できるけど、先攻4ターンでは進化できない、というのが地味に効いてきます。
　とりあえず、進化権はこいつか、最後に挙げるレジェンドのカードに重点して与えたいところです。進化重視ならわりと強めなので3枚採用です。

コスト順カード説明　コスト6

　〈金鉱のネクロマンサー〉は6コスト。いきなり5コストを抜きましたが、このデッキに合うのが無かったのです。
　そしてこいつは基本6コストでは使いません。1コストアクセラレートとして、自分のフォロワーを1つ潰してリアニメイト3するのが主な仕事。自身が出るのは場面次第で、地味に使いやすいリアニメイト札として使います。
　自分のフォロワー潰すの問題ないか？　となるところですが、そもそも3コストフォロワーをまだ破壊していない時などに、軽々に破壊して即リアニメイトするという手管で使えます。
　自身が場に出た場合でも、リアニメイト3もあるし相手フォロワー全体2点もある、というのでそれなりに場均しも出来ますが、やはりアクセラレートです。

　〈絶叫の崇拝者〉は6コストフォロワーで、アクセラレート2でリアニメイト3、あるいはそのまま出てリアニメイト3を2回という感じで、どちらでも使える一枚です。このデッキの基本姿勢とがっちりマッチした一枚なので、こんな便利な一枚がほっいつの間に！　という感じで、シャドバに全然アンテナ行ってなかった時代に思いを馳せてしまいます。
　さておき、実際そのまま出るのが地味に強いというか、このデッキならかなり強く使えるので、赤液が安いわりには駆使できる時の楽しさが高いです。このデッキだから、ですね。
　要ゆえ3枚です。

　このデッキ唯一のレジェンド〈リザレクションロード〉は6コストフォロワーで、出た時と進化した時にリアニメイト3が可能で、〈ウィッチネクロマンサー〉と進化権を取り合う感じになっています。
　また、墓地に行ったカードの数を使うネクロマンスの、墓地数を6つ使ってリアニメイトしたフォロワーに疾走付与する効果があり、なので墓地数はこの為に稼ぐ形になっています。12あれば3コスト2体が疾走を、というので夢が広がります。デッキ構成からするとわりと現実的なので、上手く進化権残したいところです。ここは赤液節約の為2枚採用となっています。

どう動く感じなのか

　とりあえず、3コストフォロワーを引き込むのが必須ですが、3コスト確定引きの行動はないので、なら3コストで使えるやつを増やせばいいのよ！　という発想でこういう形になっています。ここが安定すれば結構無茶な強さになりそうですが、バランスはとられているのです。
　なので、まず初手では3コストフォロワーは握りたいです。これがあるのとないのとでは展開に差が出るのです。本当に、3コストフォロワーを引くのが最大目的まであり、これが来ないとうらぶれるしかない、というネタデッキらしい感じになっています。
　3コストフォロワーを引けたら、リアニメイトを駆使していくことになります。上手く潰して、リアニメイトをする形。リアニメイト行動は多いので、一回回れば大回転する、というデッキになっています。
　戦術的にはアグロをするデッキですが、エンハンスのおかげでミッドレンジも見れるのが強みです。でも、基本はアグロのつもりで。もりもり3コストフォロワーを復活させてもりもり殴る。これです。
　弱点としては特にドローソースとかないので、本当にガチガチに殴り倒しに行き、倒せなければ負け、という潔さがいるとこです。でも、やっていたら楽しくなってきます。やはり相手の小細工をアグロで引き倒すのは脳がバグるからよ。