『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第41幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 まだまだ残暑ざんしょ、という中皆さんいかがお過ごしでしょうか。私はくだらないシャレを言うくらいには暑さに参ってます。すべて暑さが悪い。
 さておき、ここではギャグマンガ日和の感想を一話一話やっていっています。過去の日和を再読するにあたって、その感想を残しておこう、という判断です。状況判断だ! なのです。
 ついででページ数とコマ数も確認しています。いろいろわかって面白いんわよ。自分の中でだけですが、それでいい。
 さておき、それではいってみましょう。

第41幕 煬帝怒る

大体の内容

 順調に旅を進め、聖徳太子が川に飛び込むアクシデントはあったものの洛陽に到着した太子と妹子。煬帝に対して書簡を渡そうとする。しかしそもそも煬帝が宇宙人だったのだが……。

感想

 前半と後半でアトモスフィアが違う回。後半の展開があまり長くできないという見切りから前半を長めに展開したのでは、という邪推が爆発します。
 とはいえ、前半も後半もきちりとは楽しい道中でした。太子が届きそうにもないのに妹子にとべ! で跳んでやっぱり駄目だったり、そもそもいちゃつきを見てそういう行動に踏み切ったりと、駄目さ加減が素晴らしかった。男二人でしばらく旅してたから、そういういちゃつきは目の毒だったのだろう、ということにしておきます。
 後半は煬帝が宇宙人で、というのでそんなことは露知らずな太子が、なんか川に跳んだ時に塩を手に入れていたのが功を奏し、という謎展開で宇宙人特攻の塩をぶつけて倒す、という展開に。あの塩がこんなところで! なんですがこんなところで使うから塩を求めたんだろ、という伏線のずうずうさが素晴らしい。完全にそこ特攻やないですか! 伏線になってねえ! でも、そこがいいんだ……(スパロボα外伝のキッド・ホーラ面で)。
 結果的に隋を救ったけど、その場ではすっ飛んで逃げたという事案になっており、これで遣隋使が今後成立するのか? 案件なんですけどGB8巻で再度遣隋使が行っているので、何とかなった模様です。あれで!?

何ネタ?

 史実ネタ。
 ちゃんと定番の日出る国ネタを擦っているので、久しぶりに直球で史実ネタしてくれたな! って喝采せよ! 喝采せよ! ってなります。本当に極稀の偶にまともに史実ネタをかっさらっていくなあ。煬帝が宇宙人だったけど。

ページ数とコマ数

  • ページ数:13ページ
    • 全体的に前半のネタと後半のネタが噛みあってない感じですが、分けても面白くないだろうから、13ページできっちりまとまったというのはある種奇跡だったのだろうと思います。やっぱり後半中心では長く描けないだろうしなあ。
  • 総コマ数:102コマ
    • 最少は6コマで結構数あり。最多は今までで一番多い10コマ。6コマは多いものの、10コマもあったので平均は7.8ちょい多い。やはりコマ数は増える傾向にあるのかしら。今後の動向に注目です。
    • 太子は80コマで妹子77コマ。どちらもメインなので当然の登場コマ数です。太子の方が多いのはちょくちょく単品で変なことしているからか。宇宙人は25コマ。ベタなタコ宇宙人、というので目立つだけかと思ったら、意外とコマ数出てますね。

過去ログ

まとめ置き場