『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第59幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 掴もうぜ! すごいボール! ということでギャグマンガ日和感想を、一日一話書いていくところとなります。
 ギャグマンガ日和は素晴らしいです。読めば読むほど味わいが出て、無限に噛めるのでは? まであります。今読んでる辺りがかなり久し振りに、十数年ぶりくらいに読んでいるのもありますが、それでも面白さに陰りがない辺りがこの漫画がいかれた漫画である理由と言えましょう。そろそろ4巻終わりますが、まだまだ先はあり、まだまだ楽しませてくれる。なんだかとっても、イナフじゃねえか……。
 さておき、ページ数とコマ数も数えます。やはり、6コマというのが増田こうすけ漫画には重要な数字なのかもしれない、という説があるにはあるんですが、全体的に6が多いかというとそうでもないので、強く言えない今日この頃。
 ということで、それではいってみましょう。

第59幕 スゴイウォーズ

大体の内容

 彼女と初デートで映画を見に行くぜ! などと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったのだが……。

感想

 あれかと思ったら全然違う! 違うどころじゃないくらい違う! という話
 『スターウォーズ』好きの彼女なら、この時に『スターウォーズ』の新作をやっているはずがないと知ってそうなんですが、それでもほいほい行く辺り、リバイバルとかの可能性? ってなってたんでしょうか。それ以前に映画に行くだけ言って、内容については知らされてなかったのか。見る感じでは後者ですが、『スゴイウォーズ』の段階でこいつヤバイ! ってならなかったのでまだまだひよっこだあ! って感じなのかもしれません。
 そういう映画者スキル有無はさておき、そこから始まるパチモン映画にしてもひどすぎる展開! そのせいで男子のツッコミが煌めく形になり、初デートで恋人が映画にごつごつのツッコミを入れて壊れ始める、というのでドン引きしてたのが印象的です。やはり、『スゴイウォーズ』の段階で逃げておくべきだったのだ……。
 そして、最後に折角仲良くなった彼女にいい目を見せたい! の為に男子は修羅になった。それが良かったか悪かったか、というと悪かったんですが、あの映画館やってる家族、いずれ焼き討ちに遭いそうです。わしなら焼く。

何ネタ?

 映画ネタでしたが、映画ネタというか創作物を全然寄せずに且つ元から連想されるものからどれくらい最悪なものができるか、という思考実験の趣のある回でした。『スゴイウォーズ』がおおよそ金を払ってみるものではないを通り越して返金しろ! 1000万返金しろ! レベルなので、よくここまでこんな映画は嫌だの上位互換を出せるなあ、と感心しきりでした。最初にこんな『スターウォーズ』はいやだ! を出しておいてそれを超えていくからなあ。

ページ数とコマ数

  • ページ数:12ページ
    • 映画パートと売店パートでちょいぶつ切りでしたが、ちゃんとドリンクが80000円と書かれているとか頻繁に売店で買い物するんだ! と言い出す伏線もあり、ちゃんと話として一本筋は通っていたといえましょう。映画パートがちょくちょくそういうの出すので、これどうするんだろうと思ったらちゃんとページ数に合わせてきっちりオチになってて良かったです。
  • 総コマ数:70コマ
    • 最少は2ページ目の4コマ。最多は1ページ目の8コマ。最初に多いコマがくるのは珍しいですな。平均は5.8辺り。6コマ多めであったので、4コマの分で平均が下がったか。
    • 彼氏50コマ登場。ツッコミ役で修羅役なので画面が映画重点だったのにも関わらずわりと出てた。対して彼女は30コマ。多くはないが全く出てないということもない絶妙な出番。大体困惑してたけど。

過去ログ

まとめ置き場