不定期な今日の『ゲーミングお嬢様』のワンワードから 第四回

ま…間違いない!!
 この方は隆子様と5:5(神ダイヤ)ですわ!!

ゲーミングお嬢様 - ジャンプルーキー!

この項の説明ッ!

 漫画シーンをかく乱戦法で煙に巻く、大@nani『ゲーミングお嬢様』のワンワードを無意味に解説する、という謎企画の項となっております。他にやっている人多分いると思いますが、俺得というか、自分でその言葉をどこまで言語化出来るか、という試しのようなものでもあるので、つまり癒すぞ、俺を。

第四回『5:5(神ダイヤ)』

 5:5。この文字列をみて即座に神ダイヤ……ッッ!! となるのは相応に訓練された格ゲーマーです。大体の人がWHAT? だと思うのできっちり解説しましょう。
 まず、『ダイヤグラム』から。これは一般的には電車等の運行指標などに使われるものですが、格ゲーにおいては、どのキャラがどのキャラとどういう相性であるか、というものを示すものとなっています。
 これは、10という数値を、7:3という風に割り振り、7の方が優勢である、という意味で使うものです。ちなみに7:3は相当の差がある、3の方はガン不利、と言えるものです。
 そうなれば『5:5』は、性能面では拮抗している、という言い方が出来るでしょう。しかし、これが中々あり得ないのが格ゲーの宿痾でありつつ、面白い所でもあります。
 何故か。格ゲーというのは、ある意味キャラクターの個性と個性のぶつかり合いです。リーチが短いキャラからリーチの長いキャラ。近づくのがいいキャラから遠ざかるのがいいキャラ等々。それゆえ、相性というのが当然出てきます。それをダイヤグラムで表すのは、だからこそそのゲームへの知悉を計るものになりますが、それはさておき、様々相性がある中、全く違う個性同士でも、それでも五分である、と評されるものがあるというのは、だからこそ神ダイヤといわれるものなのです。全く違う個性と個性が、ギリギリのところで噛み合う、まさに奇跡!
 この神ダイヤ、作ろうと思うと一つ簡単な手があります。諸賢ならお分かりかと思いますが、そうです、性能を全く同じにすることです。これなら、『5:5』は当然の世界になります。しかし、それが愚の骨頂、何が神ダイヤだよ、お前のダイヤグラムはでたらめだよ。なのは、言わなくても分かっていただけると思います。そして、だからこそ、性能差がある中で『5:5』になる、というのが神ダイヤである、というのもまた、分かっていただけると思います。
 さておき。
 対戦ダイヤグラム、というものには、色んな人が色んな意見を言っていますが、しかし、あれのなんともいえない魅力、というのは面白いものです。単にキャラの相性を書くだけなのに、書いてあるだけで実際とは違うかもなのに、それについて言及してしまう何かがあります。
 それは、明確に数値化できないことを定義しようとするからこそ生まれるあわいかもしれません。腕前の差をキャラ差としてしまうところに生まれる何か。あるいは、数字として評価出来る、という傲岸不遜こそ、対戦ダイヤグラムの真骨頂なのかもです。
 そして、対戦でしていてそのキャラに精通して、自分のキャラと五分の相手、というのは中々に出会えないものです。だからこそ、隆子様と蹴子様は『5:5』、神ダイヤというのは、大変得難い間柄だということになるでしょう。百合ですか?
 とかなんとか。