不定期な今日の『ゲーミングお嬢様』のワンワードから 第二十三回

そろそろレバーの後ろ入力できるようになりまして?

ゲーミングお嬢様 - ジャンプルーキー!

この項の説明ッ!!

 このネタも長くなりましたが、流石にそろそろネタが切れそうです。それは今回俎上するものを見ればさっぱりと分かっていただけると思いますが、それはさておき、今回も無駄な話をそそっとやっていきます。
 それではいってみましょう。

第二十二回「レバー後ろ入力」

 レバー後ろ入力とは。レバーを後ろに入れる事です。毎度のピコグラム案件ですが、これが中々に奥深いものがあるのです。
 レバー後ろ入力、というのは格ゲーにおいてはガード方向である、という意味合いになります。一昔前の3D格ゲーだと違うところもある、『エアガイツ』とかになるともう訳分かんねえなですが、大体は後ろ入力はガード、という風に思っていただいて問題ありません。
 ガード! それは格ゲーにおいては超重要行動です。それが後ろ入力という簡単で行える! これは知っているとアドですよ! という謎の煽りはさておき、繰り返しますがガードは格ゲーにおいては超マスト。これが的確にできるようになる、というのが初心者から中級者までの課題と言えるレベルです。そう分かってきたら、中級者というべき段階でしょう。それくらいには後ろ入力と言うのは重要です。
 それ以外にも後ろ入力は後ろに歩く、という意味合いもあります。これも地味にでかいのが格ゲーです。距離、というのをどう取るか、という時、後ろに入れていればガード出来るという保険がありつつ、距離を調整出来る。という意味ではレバー後ろ入力の後退は、格ゲーにおいてはかなり重要なファクターです。このことが指し示すのは、つまり、「レバーの後ろ入力できるようになりまして?」はガードや距離を取る方針を持たず、前へ前へと向かっていくという意志だ! というのを表しています。これが出来るようになりまして? レベルで言われるだけに蹴子様が如何に前のめりなのか、というのも表されているのであります。前歩きはそれだけリスクがある、というのに! というのが蹴子様に付加される属性なのです。
 さておき。
 ガード、後退以外にレバー後ろ入力には意味があります。それは後ろ溜めという行為です。
 後ろ溜めとは? 『ストリートファイター2』のガイルなどが持つ必殺技のコマンド入力です。後ろ方向に意識的に、まさしく”溜め”て、前入力をして必殺技を放つ。ガイルのソニックブームなどがそうですね。特にガイルでは、斜め下に溜めることで、隙の少ない飛び道具のソニックブームと対空技サマーソルトキックの両備えを、しかも攻撃が来てもしゃがみガードで対処できる、という鉄壁姿となり、これが待ちガイルという言葉と様態のマリアージュが生まれるのですが、それはまた別の話。
 蹴子様は、この行動も出来ない、いや、しないのだ! と思うとまた蹴子様の異常性が浮かび上がってきます。後ろ入力できるようになってないと、出来ない行動ですから。竜巻旋風脚すら、という形用がされる、という蹴子様……。気高い……。
 とはいえ、繰り返しますがそこまで言われる蹴子様が異常です。ガードや後退のレバーが壊れているというので勝てる、というのは、攻め好きな人なら理想とするもの、ガードなんかしたくない! まであるのですが、中々そのようにはいきません。ガードしなくて勝てるか! なのであり、そこまで行ける人は超上級者というか、超常軌逸し者なのです。それが蹴子様、となると、攻め好きとしては蹴子様崇拝をしたい気持ちになります。2話登場以降も度々達観しているやつになっていますが、それでも偶に出てくる言葉が頭おかしい、気持ちよく昇竜を打つ為に占いをいいとこだけ見るとか、のもまた味わい深いキャラクターとして立ち上がっています。蹴子様、素晴らしい……。
 という謎の賛美! をして、レバー後ろ入力と関係なくない? しつつ、この項を終えたいと思います。