強くあれと言われても

導入は気にするな

 格ゲーで一度は聞く言葉に<強くあれ>があります。大抵の場合、何かしらの壁に当たっている時に言われる言葉です。
 確かに、言われる方は研鑽が足りないし、色々良くない行動にも出ていてるのですが、とはいえ<強くなれ>ってなんなのさ、というのはあります。そもそも<強くあれ>ってなん? という話ですが、そこの基準が人に寄るとこなので、その言葉<強くあれ>の解釈で通じ合わないこともあります。
 とはいえ、同じ格ゲーを愛した物同士がすれ違うのは切ない話。そこをなんとか擦り合わせられねえか、というのが今回の主旨です。
 つまり、格ゲーで<強くあれ>とはどういうことか、というのを万年下手っぴ格ゲーマー説得力のないわしが騙るだけの項です。
 御託はいい。始めよう。

強さの距離

 この話を考えついたのは、ツイッターでスト6の話としてワンパターンであしらわれて、こんなパターンだけで勝たれて悔しい、というのと、それをネガティブな言い回しと共にツイッターに動画上げてたとこに、<強くなれ>と諭しているのを見たからです。そしてその後の展開とかも特に確認もしないで、この項を書いています。大体の流れは百手先まで読めるので、まずなんだよ<強くあれ>って! となっているだろうと分かります。
 なので、話の端緒の人の<強くあれ>と<強くあれ>といった人の<強くあれ>に対する考えがおそらく食い違っているという呈で話を進めます。
 まず<強くあれ>という時の言う方と言われる方とで普通ソゴがあります。言う方にとってはその<強くあれ>は既知ですが、言われる方の場合は<強くあれ>は大体未知です。
 強くなれ、優しさを知るまで闘え、は知っているからできるのである。という見方をまず考えておかないと<強くあれ>がわからん人に対して過剰に圧をかける形になってしまう。そういう留意がいるのです。
 とはいえ<強くあれ>の方向は、強くあろうとしているから分かる、という側面もあります。<強くあれ>という人の方向性が大体似通っている、近似あるいは相似になるのは、結局のところ人間が強さを求めるとその形に陥るしかない、ということの表象ではないかと考えます。
 だから、強さというのは基本的に強いと認められないと強いとされない。むしろ認められる強さに行き着かざるを得ない、という方が的確かもしれません。
 勝ちたいといって、チートに手を出しても強いのではなく勝てるだけである、と言うのと軸は似ています。チートで勝っても強さではない。強さと認められない。認められない強さは、現行の強さではないのです。
 そこのところが分かってないと<強くあれ>に対してはてな? が浮かんでしまうでしょう。

手っ取り早い強さと意味深長な強さと心強さと

 件の方としては、ワンパターンで勝てるゲームがよ、ってので動画で晒ししてた訳ですが、ワンパターンで処理されるのは、される方がワンパターンな行動しかできていないのと表裏一体です。その点において、そこを改善した方がいい、というアドバイスも欲しかったのかもしれません。そう言う意味では<強くあれ>は見当違いの言い方になっているのでは? となります。
 つまり、欲しいのは<強くあれ>という観念の言葉ではなくすぐに対処できる対応策なのでは? ということです。
 そのダイレクトな対応策ではないのを出されたら、それが<強くあれ>であれば尚更、そうじゃねえ、手っ取り早い対応策だ。となる。
 とはいえ<強くあれ>が出てしまったのもやんぬるかな。いきなり動画で試合晒して、こういうのしか出来ないのに負けた、というムーブは数え役満の新種としてもいいくらいです。マナー面でツッコミを入れざるを得ない。
 実際、良くないという諭しもその<強くあれ>のツイートの文中にもありました。でも〆が<強くあれ>。ここで、こうすればいい、としないのが意味深長な強さのロードに乗せようという思いを感じます。でも<強くあれ>である必要はないのでは? もっと簡単に、対処の仕方で良かったのでは? それでも<強くあれ>だったのがつまるところ格ゲーではマナーも十分に強さの部類だから、と言えるからでしょう。

何故単純な対処ではダメだったのか

 件のこともやってる晒しはアレ過ぎます。まず、強さとかじゃない。ちゃんとマナーと言わないといけないところです。
 でも、あの場面でそれも含めてだけど、実質求められてたのは対処法ではないか? <そこで強くあれ>になる必要があったか? そこはちゃんと考えないといけない。
 まあ、求めてるのを察しろ、とまで言われると腹の立つ案件です。件は察しろというのではなかったですが、そもそも晒しをせずにどうすればいいか、と言う質問だったら角は立たなかった。
 角が立たないという点は重要で、それはそういう角の立たない言い方を出来る、というのも何気ないですが強さのポイントになりやすいからです。質問に答えてもらえる環境、というのは現行の強さ界隈には重要ですから。今回は角が立ったけど教えてもらえてるかもですが、あんまり角が立つ人とはお近づきになりたくない人は大半なので、その手は早晩使えなくなるでしょう。
 そういうとこも<強くあれ>の範疇に入ります。これはきちんと考えろ、といった方がいいかもしれません。今回の件なら、角が立たない形で聞く方法を考えろ、ですね。
 これは角を立てて返すだけでは身につかない所作です。奥ゆかしさともいえる。まどろっこしくて、若干風通しは悪いですが変に角を立てているよりはずっといいアトモスフィアがある。そういう連環の内に入るのが、今の時分では正当な強さになります。
 そう考えると<強くあれ>とは格ゲーマーとオルグしろに近いとも言えますが、結局人と人でやることなら、そうならざるを得ない。それが嫌なら、別口の強さを作るしかないまであります。それが可能なのか、ではありますが。

まとめ

 <強くあれ>と言う前に言う方も何が求められているか類推する必要が少しある。でも、問う方も相手のテリトリーであることを自覚しておく必要はある。<強くあれ>というのをその無自覚なダメムーブ見て言われやすいから。言われたら、マナー違反があったかな? と気をつけないといけない。結局、そう言う時に出る言葉が<強くあれ>だから。
 という感じかしらね。まとまったし今回はここまで。