ネタバレ?感想 野上武志:他『戦翼のシグルドリーヴァ 狂撃の英雄』1巻

戦翼のシグルドリーヴァ 狂撃の英雄 1 (ヒューコミックス)
戦翼のシグルドリーヴァ 狂撃の英雄 1 (ヒューコミックス)

 大体の内容「できらぁ!! えっ! 女の子を描かない!?」。ということで野上武志先生が女の子をほぼ封印して、おっさん中心で『戦翼のシグルドリーヴァ』のプレ編を描く。それが『戦翼のシグルドリーヴァ 狂撃の英雄』なのです。
 爾来、野上武志先生と言えば女の子とミリタリーでした。自分が名前を知ったのは『セーラー服と重戦車』辺りなので、それ以前はもしかすると違う作風で、おっさんとミリタリーだったのかも、とも考えたりしますが、やはり女の子とミリタリーをミキシングしたのが、印象に強い漫画家さんであります。同時代的にミリタリー物の新境地を開拓していた竿尾悟先生と合わせて、ミリタリー物の新時代を切り啓いていた。そういう漫画家さんだと勝手に思っています。どちらもアワーズに縁がある時点で、アワーズって変な漫画雑誌だなあ、というのをふつふつと感じさせますが、それは完全に余談なので話を進めましょう。
 そんな、女の子とミリタリーを主軸としてそのまま漫画家キャリアを積み重ねた野上先生。その啓いた空域に、『ガールズ&パンツァー』が生まれたりしたのも、そしてそのスピンオフを描いているのも、今となっては歴史的必然のように感じます。
 そういう風に、女の子とミリタリー、どちらも切っても切れない関係として身に落としていたと思っていた野上先生が、女の子をほぼ描かない、1巻総コマ数の内の20コマ程度しか、それもおばさん込みで、という漫画を仕上げてきた、と言ったら、あなたは信じますか? と問いかけたくなるくらいに、本当に女の子が出てこない漫画を、野上武志という漫画家が仕掛けてきました。それが『戦翼のシグルドリーヴァ』のスピンオフ、『狂撃の英雄』なのです。
 拙者、『戦翼のシグルドリーヴァ』が良く分かってないままこの漫画を買った侍。であっても、大体の話は飲み込める、ある意味初心者向けな側面もあるのもこの漫画。それでも、とりあえず、アニメの話のプレとして、こういうことがあった、というのを語り、明かす漫画なんだろう。そういう程度なんですが、そのくらいの知識が得られればええんや、というスタンスで描かれているからか、大変状況は飲み込みやすい。きちんとしたベースがあるからこそ出来る仕手、と見てよいかと思います。きちんとしたベース、とはつまりシナリオ面と漫画面と、二つが両輪として綺麗に作動しているということです。
 シナリオ面、あるいは設定面と言っていいかと思いますが、そっちの押し出しは、とりあえず何故人類が危機に瀕しているのか、というのをかっちりと、それも手数少なめで見せてきます。
 とりあえず、アニメの方も現時点で根本原因が分かっているか、というと恐らく不明でしょうから、こちらの漫画でそれを開陳という訳にはいかない。だからこそ、出せる情報でどこまでシナリオ面を組み立てられるか、みたいな仕草になる訳ですが、それに関しては驚愕的マーベラス。と地味に重複表現ぽいような表現をして喝采を上げたいと思います。
 そういうのも、シナリオ面で必要な部分の取捨選択がきっちり決まっているからこそ、であるかと思います。とにかく、全体的に唐突に始まったことを、なんとかしよう、とする部隊の動きがこの漫画の肝な訳です。そこにこの『戦翼のシグルドリーヴァ』という作品のメインとは違ったアプローチをするからこそ生まれるもの、違う側面だけどきっちりとどういうことか理解させる、というムーブが決まることによって、話の概観が出来る、という形になっているのです。おそらく、自分が抱いている感覚と、作品のそれとは大体合っている、という不思議な確信が、そこにはあります。プレの話、それも違う側面。それでも分かる、というのが、シナリオ面の出来の良さを感じさせるのです。
 そして漫画面としては、おそらくミリタリー物漫画の巧者五指には含まれるであろう野上武志鈴木貴昭両氏の漫画作りのテクニックが見事に刺さっています。特に1話目の刺さり具合は流石の一言。まず、どういうことがしたいのか、お見せ仕りましょう。という腹の内の見せっぷりが見事。この巻ではその後、あんまりそういう場面がないけど、またあるからね? みたいな勝手な憶測が個人の中で飛び交う程度には、したいことをいきなり見せてきます。
 そこについてはまあ、1話はまだ見られるから見てきたらいいと思うのですが、それはさておき。
 キャラの魅力、という部分について話を変えましょう。あまり変わらないんですが、若干シフトチェンジが必要なのです。というのも、この漫画の狂撃の英雄とされるエーデルブルグ大尉が、平時では退屈な人生しか送れないタイプの人間なのです。
 家系からして、軍人の家系。それも一つの国家に属している訳ではなく、その時々のあちこちの最前線の軍に籍を置く、という、根っからの軍人、あるいは戦争狂の一家である。そう初手で紹介されるのですが、ならばその人物が、この世界の危機にあってどうするか、という思考実験みたいなところが、この漫画にはあります。今まで女の子とミリタリーに心血を注ぎ過ぎてどこか壊れてしまったのか! というくらいに、エーデルブルグ大尉の存在はキャラが立っているとかではなく、血も肉もある存在としての凄みがあります。
 でも、あまりに凄み過ぎてキャラという風に見る事の方が安定しているので堪りません。際立った存在過ぎて非実在存在と意味でのキャラクター感がバシバシに出てきてしまっているのです。いや、非実在存在なんですが、なんだけど一周回って非実在的存在、キャラクターと化しています。とりあえずやっぱり1話目読んできてください。それでこの畏敬の念の理由が大体分かると思います。
 エーデルブルグ大尉は本当に根の底から軍人です。あまりにも軍人。あまりにも過ぎて殆どギャグなのでは? レベルまで軍人です。その行動も、矜持も、精神も、全て軍人。ある意味究極の軍人キャラとして、漫画の歴史に残るレベルです。個人的にはセキスイじゃねえシュトロハイム級はあると思っています。1話目で大体それが分かるので、本当に気になる人は見てきていただきたい。検索ですぐ出るので、あえてリンクは貼りませんが。
 さておき、この、本当に心底、魂から軍人、キャラクターとしても人格としても、のエーデルブルグ大尉を見て行くのが、この漫画なのです。この英雄と呼ばれるだろう人物が、どうなっていくのか。それを見届けるだけなんだろうけど。それならむしろありがたい。そこまであるのが『戦翼のシグルドリーヴァ 狂撃の英雄』なのです。

 今月の、こかむも『ぬるめた』コマ数確認枠 2021年1月号変

この項について

 きららMAXが豊穣の音楽を奏でている昨今、その異端じゃねえ一端であるこかむも『ぬるめた』の、キャラクター登場コマ数を調べてみるだけの遊びです。おもむろにキャラ感想などもありますが、まあ余技と思っていただきたい。
 それでは今回もいってみましょう。

第8話「メクド」(注:題書いてないので暫定です)

  • ちあき登場コマ:22コマ(58コマ中で)
    • 初メクド店内でお召し上がり! そういうのもあるのか。そしてもりもり食うくるみちゃんに商材を見るちあきさん。そういうのもあるのか。というか一杯食べられるように改造したのあなたでしょ!? な案件ですが、基本家が裕福というか太いんだなあ、という場面もちらちら。まあくるみちゃんを作れるくらいの科学力があればお金など容易いか。←言い方で意味違ってくるぞそれ
  • さきな登場コマ:21コマ(58コマ中で)
    • 話が前回の体育回の後なので、最後の方はしゆきさんにおぶられていたさきなさんですが、肉の気配(キンの肉の方の額のアレ)を予見してぎらり、と睨むところで終わっていたので締まった感じでした。さりげにしゆきさんが友達メクドしたかった、というのを察してメクドに行こうした辺り、親近の間柄のそれがでてきたのか、という感じでそこがまあエモエモのエモでしたね
  • くるみ登場コマ:40コマ(58コマ中で)
    • 食える、それも凄くな! ということで今回はモリモリと食べてコンテンツ力があることを世間に知らしめていて草不可避でした。ついでに、クラスメイトがその場を見ている! 気が付きましたか? という回でもあったのですが、そこでもやはりくるみちゃんはコンテンツ力になっていました。小さい子が動くと可愛い! という証左でしょうな。まあ、まだ腕三本体制ですが。
  • しゆき登場コマ:25コマ(58コマ中で)
    • 今回のしゆきさんマストはくるみちゃんにせいしょくについて聞かれて慌てふためくところでしょう。そういう直球のネタ、嫌いじゃないわ。セクハラの種が尽きない原因というか、そういうのを面白いと思うやつがいかんのやなあ、というのを、女の子のオブラートで優しく包む展開、嫌いじゃないぜ。後、友メクドしたかった、というのが地味に意外。もうちょっと普通のまとまりでは、行けなかったのか、しゆきさん……。なんかあったんかな……。

 シャドウバース日記 マスター目指してまずAへ の2

この項について

 『シャドウバース』にマジになってみるか、ということでひとまずA帯を目指してやっていくのを記録しておこうという項です。どういうデッキを使っているか、みたいなのを残しておくと面白いのではないか、というのですね。今使っているデッキは攻で、また違うデッキに移っていけばそれを記す、みたいな感じでいきましょうか。
 それではいってみましょう。

第一回 アグロネクロなんて施策はどうでしょうか。

 今回の範囲で使ってたデッキはアグロネクロであります。今更? 感はありますが、まあ落ち着け。今更だからだろうがっ、ですよ。
 基本的にこういうデッキでした。大体某サイトからの受け売りですが。

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典型的アグロネクロってやつだ。

 典型的アグロネクロですね? 割とサイトのやつのを援用しているので、成程、このデッキの能力は君たちが保証してくれるわけだ。って感じで非常に、失敗でも相手の性に出来るというスタンスが取れます。あれですね?
 というのはさておき、このデッキの要諦、アグロプランと語り部プランについて語りましょう。二つに分けていますが、実際は混在している感じ、と思っていただいて構わないです。どっちの使い時か、ってのがあるだけなのです。

アグロプラン

 基本的にアグロ、速攻系は初手に低コストがわさっとあると幸せになれるものです。そして素早く詰めていく為にコスト並してくれると更に有難がります。そんなプランのメインの子たちはこいつらです。

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序盤から中盤の要達。

 サクッと解説していきましょう。

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 1コストは二種。<プリンゴースト・ミヤコ>と<ボーンフリーク>です。ミヤコは一度だけダメージ無効でわりと生き延びやすく、ボンフリは自身がやられた分の墓地数1で<スケルトン>を出せて、最低1点が取りやすい。序盤から殴っていく分に優秀なやつらです。

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 このデッキの乗り物要員です。どちらも2コストで扱い易く、効果も高いので、わりと雑にぶちこめるやつらです。特に<スカルドリーマー>の出す<機動二輪車>は攻+2なので、疾走フォロワーに付与して打点を上げるのに役に立ちます。場面場面で殴ってやれたりもするのもあり。

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 ノラ☆パこと<ノーライフパーティ>。置いて8ターン後に負けが確定するという、なんでそんなところだけ思い切りがいいのよ!な一枚ですが、補助的にはかなり有用なので、最速10ターン目まで勝負が決まらないなら負け! と割り切っていれています。アグロで延々粘る、ってのも変!というおかしい思想がもとになっていますね?
 次から試合を決める可能性のある疾走枠。

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 フィニッシャーの<暗がりの悪霊>。ネクロでは貴重な素の疾走持ちで、フォロワーを墓地に送ることで能力を発動する葬送をすれば攻体ともに+1。場にあるバフ乗り物をつけたり、進化したりで結構な打点が出せる、このデッキの一つの顔です。
 イラストを見れば見る程、これが顔……? なとこありますが、数々の試合を勝利に導いてくれているので、親しみしか湧きません。

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 もう一つのフィニッシャー、<ネクロインパルス>。疾走持ちの<ゴースト>を4枚並べる、打点取れって一枚。<ゴースト>は攻1体1でターン終了時に消滅するフォロワーですが、乗り物使ったり進化したりで、わりと打点が出ます。
 更にネクロマンス、墓地数を10使って更に攻+1を場にいる自フォロワー全てに、なので、要件を満たせば即8点飛ばせる手段になります。組み合わせ次第で10点とか飛ばせるので、如何に墓地数を貯めるのかも、子野デッキでは重要となってきます。
 アグロプランのメインカードは大体これくらいです。次は語り部プラン、つまり<恨みの語り部>プランのカードを見ていきましょう。

語り部プラン

 語り部プランは、場に出るたびに2点のバーンダメージを出す<恨みの語り部>をフル活用するプランとなっています。
 まずはこういうカード群、と提示しておきましょう。

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 語り部と、それをリアニメイトするカード、という布陣ですね。
 まず<恨みの語り部>から。

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 これをどうにか出して顔2点を乱打するのが、語り部プランの肝です。地味に3コスト3の3というスタッツなのもあり、乗り物系と合わせて出した後に一回殴れるドン! だったりする点も有能です。
 これを使うカードは次のように。

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 まず、破壊効果持ち二つ。
 <輪廻の強制>は場のフォロワー、つまり相手の身ならず自分のフォロワーも破壊出来、その上で相手と自分にリアニメイト3。3コストまでのフォロワーの復帰をさせます。この破壊効果で場にある<恨みの語り部>を破壊して、即リアニメイトでまた2点バーン、という動きも可能となっています。
 次に<金鉱のネクロマンサー>。これはスペル扱いのアクセラレートと本体の能力ともにリアニメイト3があるのが特徴。アクセラでは自フォロワーを破壊してリアニメイトなので、<輪廻の強制>のように語り部を破壊して再度顔を撃つ、というムーブで使います。本体の方は生存していれば毎ターン可能なのと、ついでに全体も持っているのが利点。

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 普通にリアニメイトするタイプが、上二つ。
 <《恋人》・ミルティオ>は葬送を2回すればリアニメイトXとリアニメイトYする、という効果持ち。XとYの合計が6になるようにランダムで、なので、運が良ければ語り部二枚展開も可能。とはいえ、運次第なので過信は禁物ですが。
 <イシス>はアクセラレートでリアニメイトするタイプ。特に代償がいらないものの、3コストで、なので手段が増えた、という割り切りで使っていきたいところ。本体は全体デバフがそこそこ強力で、もつれた時に効果があるカードです。
 これらリアニメイト効果を持ったカードで語り部を出しまくる。これが語り部プランなのです。語り部を一度破壊しないと、というのでやや迂遠なところはありますが、バーンで2点をバシバシ出せたら気持ちいい。そういう感じでやっています。

総合的な話

 このデッキはどんどん殴っていって、相手の顔をぐっと詰めるデッキです。なので、序盤から動けるカードと中盤の疾走カードでどんどん削っていきつつ、要所要所で語り部バーンする、というのが基本的な狙いになります。どちらかだけでは駄目で、両輪あってのデッキ、というところでしょうか。まあ、カードの偏りでどっちかに寄ることもありますけど、それでも倒せる、まではあるデッキかと思います。
 ベタなアグロ、って言えばその通りですけども、やってて気持ちが楽ですよ、やっぱり。勝てない、というのがわりと如実に分かりますし。結構緊張しいなので、ハラハラが少ないのは精神的に楽なんです。
 さておき、実の所もう一段新しくアグロネクロを作り替えたんですが、それはまた次回の話とさせていただきます。対戦まだしてないのよ。

最後に動画でも。

 A帯に行く過程を残す、というので動画作っているので、今回使ったデッキの動きとして確認してくれてもいいですよ。←何目線?
www.nicovideo.jp
www.nicovideo.jp
 上の方はまだ調整してないやつですね。ほぼムーブは変わってないので、ついでにのっけときます。

 ネタバレ?感想 TYONE 『謎のリリリス』1巻

謎のリリリス 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
謎のリリリス 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容「謎だ!謎になるのだ!」。高校入学初日に、唐突に拉致られたさわじまさん。一緒に拉致されたあいまりさんと一緒に相対するのが、謎の存在、リリリス! ということで、始まる謎なやべえ漫画。それが『謎のリリリス』なのです。
 唐突ですが番組を変更して、今のきらら問題児三傑について語りたいと思います。きらら問題児三傑を前にして、リリリサーが謎の番組変更で対抗するは因果。
 という冗談はさておき、そんなことを言い出すくらいの、きらら問題児三傑の一角が、『謎のリリリス』です。好き者をリリリサーと自己呼称させる(させません。お前だけだ。)だけのパワーがある漫画なのですが、その辺が何故生まれるのか、という謎について語って行きたいと思います。
 きらら問題児三傑の一つ、みくるん『はなまるスキップ』はゆるゆるした中にゆるゆるしてなかったら処理しきれないダメさ加減を内包していることで、はなまるスキッパーを狂乱のるつぼに叩き込みますし、同じくきらら問題児三傑の一つ、子野日『きゃすとおふ!』はメタとネタがごちゃごちゃしまくり過ぎてきゃすとおふぁーを混乱の洞穴に誘います。
 ではその三つ目たるTYONE(てぃーよね)『謎のリリリス』はいかなる手管を使ってくるのか。
 それについては、簡単に答えると、謎、と言ってしまえばいいでしょう。謎というモノが生み出す鋭敏さや怪しさ。そういうものでコーティングして、えと、すいません結局どういうことですか?! としてくる。それが『謎のリリリス』の手管なのです。
 謎の多い漫画、というのはよくあります。あるいは、謎こそ話、物語の推進力かもしれません。ですが『謎のリリリス』に関しては、おためごかし! なんと聞こえの良い言葉かーーーー。という漫画版『スクライド』台詞もじりが出るくらいに、謎と言うモノを都合よく使いまくってきます。つまり、謎の乱用です。
 まず、リリリスという、見た目美少女がただただ謎の塊。女の子の見た目だけど本当にそうなのかは不明だし、さわじまさんとあいまりさんをさらって獲物だ、といいつつ捕食行動がホホすりすりだし、色々なんでも出来るけど何で出来るかは分からないし、記憶もあいまいなのに変なとこの知識は残っているし、何でも出来るけど何も出来ないしと、とにかく謎だけで出来ている、という亜空のキャラ造形なのです。
 そのリリリスに関して起こることも、だから当然謎。さわじまさんの友達のゆいなさんは超直観力持っていたり、くぜちゃんさんは赤面すると周りを爆破したりするし、あいまりさんのリボンが実はリボンじゃないし生命体だし、リリリスを狙ってやってくるやつら、隕石を使うやつまでいるし、で本当にすべからくべし。この辺もなんでだ、という部分に対しては、謎だ! で押し通る。
 これが『謎のリリリス』がきらら問題児三傑の一つに上がる最大の理由です。リリリサー(感じとしては古の言葉ライフライナーみたいなのをイメージするといいだろう。)がその偉容に叩きのめされて信を誓うのも、そこの手つきがあまりに大胆かつ繊細だからです。
 普通に考えるとただの訳の分からん漫画なんですが、そこを女の子の可愛さとかゆるさとかで強引にねじ伏せる、という風にリリリサーには見えてしまい、それが結果としてダイレクトブレインシェイキング、ダイレクトに脳を揺らすのよ、とアヤ・エイジア台詞のようにされてしまうのです。謎の整合性とか、脈絡とか一切不明ッッ!! なとりあえず謎にしとけばいいだろうという、ある種の雑さすら、この漫画の味を受け入れたもの、リリリサーには堪えられないものとなるのです。うん、やっぱりこの漫画頭おかしい。
 さておき。
 個人的に1巻で好きな話は11話。リリリスほぼかけらも出てこない、くぜちゃんさんとその妹さん回です。この、一番の謎のリリリスをほぼ放置して行われるのが、唐突なルート分岐ネタ。この漫画だからルートが分岐してるのもそういうもんだろ、と完全に油断があったようだね。していたら、実はこのルート分岐はくぜちゃんさんの妹さんの特殊能力で、というのが明らかにされた時には、もう既に戻りようのないリリリサーであった私を、一生どこへでも、ついていきます! とユリア顔させるに十分な体験を得た思いでした。こんな訳の分からないことする漫画、ついていくしかねーべ! 模造刀の先制攻撃だべ! って脳が完全にあらぬ方向を開いた格好になりましたよ。そして、これと方向性は異なるとはいえ同レベルの問題児が、あと二つきららにはある。後は、分かるな? といいたいですね。今のきららおかしいです。カテ公に訴えるレベルで。
 さておき。
 でもね、本当に女の子可愛いんですよ、この漫画。その部分、女の子が活き活きと可愛い漫画、というきららの不文律からは全くはみ出していない。そこに関して言うと、本当にど真ん中ストレートなんです。さわじまさんもわりとベタなキャラ造形だけど、基本変な人の多い漫画なので逆に新鮮。もう一人のメイン、あいまりさんも眼鏡にリボン、と思ったらリボンは知的生命体が擬態したもので、とかいきなり情報量が多くなるのでこっちもある意味新鮮。そしてリリリスもちまい子感のある姿で基本的には可愛く見える。
 この辺の、とにかくかわいい感は、謎があってもちゃんとかわいいです。
 でも、そこがちゃんとしていれば後はどう扱ってもいいんだろう? という強者の笑みでやってるが、『謎のリリリス』なんです。あいまりさんのリボンの件とか、その最たるものです。その設定いる!? ってやつです。この辺り、ある意味ではきららを研究しつくした後みたいなムーブなんですよ。きらら初連載でこれをしてくる、という段階できららの仕上がりが如何にヤバいかってことでもあるかと勝手に思っています。斯様、活き活きの方向性が間違っていますが、それでも『はなまるスキップ』も『きゃすとおふ!』もこのきららの輪にある作り方をされています。そして当然、『謎のリリリス』も。
 そういう意味で、きららとは既に相当研究された地点にあるのだ、というのを勝手に想像して慄きつつ、この項を閉じたいと思います。きららガチ勢こえー。

 ネタバレ感想 野上武志 『ガールズ&パンツァー リボンの武者』15巻

ガールズ&パンツァー リボンの武者 15 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
ガールズ&パンツァー リボンの武者 15 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 大体の内容「あの西住みほに、槍を、つける!」。ということで、とうとう始まった戦車道最強VS戦車戦混成部隊。片や単なる親善試合と、片や戦車戦部隊の最高の舞台と、それぞれしている段階で、これで西住みほはあっさりやられてしまうのか!? 温度差あり過ぎやろ! 寒暖差で風邪ひくわ! な状況で開始されるのが、『ガールズ&パンツァー リボンの武者』15巻なのです。
 試合の方は、戦車戦混成部隊の豆戦車っぷりが分かっている状況で、大洗側のポルシェティーガーの装甲は一車両しか貫けないから、それがあるのを前提でこれをフルに、と思った所で、そのポルシェティガーがいきなり撃破される、という事態に。その理由とは、というのは置いておいて、そこから始まるダー様の語りこそ、今回の主役と言っていいでしょう。←彼は狂っていた
 と言いつつ、ポルシェティーガーが破られた理由ですよ。それは、軽戦車用の特殊炸裂断の使用にありました。これによって、軽戦車な戦車戦混成部隊でも、硬いやつを突破できた、だけではないのがこの漫画の頭がおかしいところです。
 この特殊炸裂断が、単に硬い奴を倒しただけでは、状況は収まりません。試合全体としては、油断ならぬ、で警戒されていくことになるのですが、それが、硬い奴を倒す方法を提示した時点で、この漫画はまたガルパンを破壊し始めたのです。
 何故か。それは、今までの堅牢な重戦車で押す、という基本的な戦車道戦術に、風穴が開いたからです。ダー様が滔々と語りますが、上位学校はその戦車道戦術で今まで戦ってきた、重戦車重点だった。重戦車がないとこはかなりきつい。そこに、軽戦車でも重戦車を狩れる、という事実が加わったのです。使った炸裂弾は戦史上ではゲテモノというか、そもそも射程が無いけど火力はあるというロマン武器みたいなやつで、実際過渡期の兵器だったりします。
 だがしかし、それは戦争においてのゲテモノです。戦車道では、そこは当然違ってきます。特に戦車道ではアンブッシュ戦術でかなりの効果を上げそうな雰囲気で、アンツィオとかが色めきだっていました。そう、火力が低い、つまり軽戦車が多い弱小校には福音だったのです。
 これで戦車道は変わる! というのが、提示される訳です。いいのか、スピンオフでして! いいのか! そこんとこを織り込み済みで、最終章も変わってくるのか! という感じで、そういう意味で大変なことになってきました。大丈夫なのかなあ。
 さておき。
 試合の方は戦車戦混成部隊が先手を取ります。それも、いきなり一番戦力になる、と思っていた戦車の脱落から! というので、このまま食っていくか!? などと、その気になっていた俺の姿はお笑いだったぜ。
 そうは問屋がいかんざき。相手は戦車道日本一の大洗。そしてその指揮者西住みほです。むしろそういうことしたいんですね! と乗り気になってしまうのです。そして、すぐさま戦車戦混成部隊の戦術に対応してきます。フラッグ車を前に出し、倒せる……! となったやつをきっちり刈り取って、更に相手のアンブッシュ先も気づく、という二段構えのヤバさでやってきます。大洗おっかねえ……、西住みほ信用できねえ!
 この西住みほの恐ろしさ、というのは実際に戦っている面々はしっかり分かっていますが、読者側も、結構ピンチなのにこの子嬉々としてますわよ!? むしろノリノリですわよ!? というのを見せられて、西住みほ、こんなにヤバかったのか! コワイ! となってしまいます。
 他の人から見たらこいつらヤバイ! というのは良くあること。14巻*1でも、冷泉さんとか華さんとかが傍から見たら超ヤバイ、超運転手だし超射手だし、というのを提示してきましたが、今回はそれを西住みほにガンガンにパラメーター振った訳ですよ。そして生まれる西住みほのヤバさ。でも、それでも西住みほは西住みほなのだ、という部分は蔑ろにはされていません。
 それは、撃破されたチームの安否をまず確認する、というムーブをきっちりと入れているからでしょう。戦力がどううこうとか、戦術がどうこうではなく、まず皆の状態の確認をする。ここが超おっかないけどやっぱり西住みほなのだ、と理解させるテクニックが冴えわたり過ぎて、こんなおっかないのに西住みほ! とガルパンに長じた人ほど恐れおののく仕上がりになっているのです。この辺りのキャラに対する抜け目の無さ、あるいは目配りの良さが、この漫画が面白いという理由の幾割かを占めているのだ、と最近気づいてしまいました。キャラの格、というのをどう上げて維持するか、というのがしっかりし過ぎなんです。その点を鑑みて既刊を振り返って、そのテクニックに恐れおののいているblogerが私です。
 さておき。
 試合の方は、倒し合いの中でしずか姫が勝算を見出して、次の巻! なので、まだ全然どうなるのか分からんので早く16巻を! 時を早めて! とか時間に対して暴言を吐いてしまうくらいの引きでした。ホンマどないなるん! ですが、ここは一旦それについて考えるのはやめて、ぼくらのだいすきなダー様の語りについて考えていきたい所です。
 と、言いつつ、これは一旦項を変えて書きたいと思っています。話がガルパンの話だけではなくなってしまう、あとかなり支離滅裂になる可能性が高いので、それはそれとして書く、としようかと思います。
 なら今回のダー様の話どうするんだよ! となりますが、今回はローズヒップとの絡みが素晴らしかった、という点を上げておきたいと思います。無自覚のボケ&ツッコミを見せるローズヒップの言葉に、某氏を思い出して静かに切れていたのが最高でした。そして、あっちでヤイカ使ってもらったから、こっちではアールグレイだ、という部分があったのが『プラウダ戦記』ファンとしては嬉しい不意打ち。未だに色々とあの頃の事は感慨深い(婉曲表現)んだなあ、というのが見れて、そしてこの地味ながら印象的なキャラの使い合いに神に感謝! してしまうのでした。
 ということで、最初に言ってたことはするっと別の機会にまわしながら、この項を閉じたいと思います。本当にガルパン関係ない話なんです! それもかなり長くなる!
 とかなんとか。

えらくかかったけど完成した、妄言

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次の巻の感想

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 『ストリートファイター5』適当調べ かりんと相手の技相性 ファン編

この項について

 スト5、今日はやりたいね、ということでアップがてらに使用キャラかりんの技相性を確認しておりました。案外この技が強い、というのが地味にかりん側にない感がありますが、まあ感じ感じ。
 ということで適当調べですので、厳密にはずれがあるかもですが、まあ体感ってそれはそれで大事マン。
 それではいってみましょう。

第13回ファン

  • 立ち中P
    • 打点のわりにこちらの屈中Kと屈中P、後立ち中Kは負ける相手。大足とかは綺麗に刺さる。
      • これをけん制で振るファンはいないと思うが、二段技ゆえ差し返し超楽。なんなら遅く出したら勝手に差し返しまである。
  • 立ち大P
    • 足払い系は潰されやすい。立ち中Kとかなんかよく分からん負け具合。それでいて先端くらいなら大足が良く刺さる。案外強い?
      • 差し返しが意外と難しい。戻りは手の辺りに判定が無いっぽいので、思ったより当たらなく感じさせるのか。立ち中Pが刺さる!と思った間合いでも立ち中Kで安定する方が良さそう。
  • 立ち大K
    • 案外判定自体は強いっぽいものの、二段技なので隙間でこっちの攻撃が当たったりする模様。足払いも潰されやすい。案外打点が低い位置にあるのでしょうか。
      • 二段技なのでスカった時の刺しやすさはグンバツだったりする。思いっきり大攻撃し込んでいけ。まあ、牽制として使っていく技じゃないので、そういう場面は無さそうだけど。
  • 屈中P
    • ファンの足払い潰し系、と見えて判定の出る瞬間が短いっぽく、相打ち狙ってみても勝ってしまったりする。コンボパーツでしょうかね。判定自体はそこそこ強いっぽいですが。
      • 隙が大きめなのか差し返しやすい感。とはいえ、狙って出来るレベルか、というと謎い。
  • 屈中K
    • 見た目の感じから分かる足払い潰し系の息吹。こちらの足払い潰し系も潰してくる、上手の技。
      • 見た目以上に喰らい判定が大きいので、立ち大P、あるいは屈大Pが刺さる。屈大Pはかなり難しいが、上手く置けるとクラカンである。うん、立ち大Pでいい。
  • 屈大K
    • わりと色々な技で潰せる技。食らい判定が先に来るらしく、適当に置いた立ち大Pも簡単に刺さる。牽制向きの技じゃないのだろう。
      • 二段技なので隙は長大。少し歩いて立ち大Pかますまで可能。そこまで出来るようになることには使われない技だろうけど。

まとめ。そうねえ。

「わりとスカすと楽な技が多いけど、そういう局面ある? でいいんじゃないの?」
「そうですね」

 今月のまんがタイムきららチェックポイント(2020年12月号)

まんがタイムきらら 2020年 12 月号 [雑誌]

先に総評

 来月で、湖西晶『下を向いて歩こう』が、壮絶に、終わる。と『ダークナイト』構文してしまうくらいに下向の終了がショックな私です。ご機嫌いかがでしょうか。
 という謎の時候の挨拶めいたのはさておき、今月号のきららはゲスト多めの展開となりました。一時期の半分くらいゲストねえか? というある種の地獄は通過しました。
 しかし、また終わる漫画もある。新しく入る漫画もある。というか来月ちょ先生が加入、それも結局偽名ではなく、というサプライズ人事もありますが、他にも確実に終わっていく漫画がある訳で、また改変期に差し掛かっているなあ、という感慨を得るものがあります。
 それでも、ルッチーフ『奥さまは新妻ちゃん』が1月に3巻を、ということで4巻までいきそうなことが確定したのが中々に嬉しい出来事です。まだまだ続いていくのが、なんだかとっても、イナフじゃねえか……。と稲田徹声です。いつの間にか、新興の漫画から中堅へと足を踏み入れているんだなあ、とも。いい流れ作っていこう。
 と、なんだか散漫な総評ですが、まあ地盤安定してきた、でいいんじゃないの? そうですね。案件だと思っていただけるとありがたいです。

個別チェック三連弾

  • 荒井チェリー『むすんで、つないで。』
    • 開幕ぱぁん! でおっぱいぷるんぷるん! 案件だったので大変ありがたいと思いました。荒井チェリー先生の明確におっぱいキャラとしては『未確認で進行形』の小紅さんがいますが、この漫画ではメイン格におっぱいキャラはおらず、というかメイン格が小学生なので当たり前だろ! というツッコミが為されそうな塩梅でしたが、ここに鳥居さんを迎え、悲願は達成されました……。とパラガス声になろうものです。そして倉石さん、そういうとこの、相手がどう思っているかとかの察しスキルが全くないのが色々原因やぞ! と思ったりする、晩秋の夜。
  • わらびもちきなこ『しあわせ鳥見んぐ』
    • バードウォッチングがメインの話、というぱっと見では地味な題材を、鳥を見るのは、楽しいんですよ! という力こそパワーちゃんで使ってきつつ、女の子たちの関係性とかもちゃんと布陣していて、きららナイズド、というものの底力を見せられた格好な漫画な鳥見です。今回はその魅力、バードウォッチングのそれと女の子のそれが大爆発しており、へえ、いいトコ(漫画)じゃないの。とボンガロテリー顔になってしまいます。特に鳥が基本ちゃんと描かれている、というので、成程好きこそものの上手なれ、と納得するばかりなのでした。
  • 子野日『きゃすとおふ!』
    • 前回、リリーさんが力を与える、としたら与えすぎて主従が逆転してしまった件がちゃんと続きました。続くのかよ。椿さんが百合魔人と化し、百合の花を咲かせようと明躍し始めたのです。続くのかよ。基本、メインメンバー以外にその魔の手は伸びないのが基本というか、そういうメタ世界なので、当然メインメンバーが百合っていく、というのになるのですが、それをさせじ、とする優さんを、あっさりと撃退(エロ服に)してしまい、いや待て、リリーさんそれだと立つ瀬ないな? ってなっててどうなるのかよく分からない漫画っぷりが際立ち始めました。ちゃんと収拾つくのかな、この漫画。

今月の『はなまるスキップ』枠

 常軌を逸したゆるゆる&ヤバでお馴染みとなったみくるん『はなまるスキップ』専門枠を作ることにしました。『はなまるスキップ』に対して、はなまるスキッパーが専用枠で語るのは因果。
 ということで、今回は学園祭回でした。劇しよう、という話はまあいいんですが、その劇が異世界転生の基礎、トラック轢殺を轢殺屋としてやっている、という複数方面にヤバイネタをぶっかましてきます。
 が、これは序の口で、自分たちは轢かれる役で台詞ほぼなし。先生はそのトラック運転手役、だからメインでとにかく喋ってもらう、というつまりお前ら何もしないんじゃねえか! という発案の狂いっぷりが際立っていました。その轢殺屋部分のネタで、カラー1ページ使っているので、みくるん先生は一線越え済みだと思いました。こいつ頭がおかしいぜ。
 そこまででもかなりヤバかったのですが、んなの許可出来る訳ねえだろ!(そりゃそうだ) と生徒会からダメを出され、ならフードトラックだ! 上手く列を形成して人気店めいて見えるように! とかやって上手く行きそうだったんですが、そこは生徒会が許可してねえだろ……。となってその後はグダグダになっていきます。
 フードトラックは駄目になった後は、メイン三人が愚痴る愚痴る。おおよそきらら漫画のキャラクターがしていいギリギリのラインを愚痴る愚痴る。もう愚痴っている段階できららキャラの許容量越えているという気もするけど、それはともかく、最終的には生徒会長パネルがお焚き上げされるという形で終わりました。燃やすな!
 ちゃんと内容に則して書いてるのに訳が分からない。やはりはなまるスキッパーに優しい世界です。(はなまるスキッパー頭おかしない?)

今月のワンワード

リリスが忽然と消えて3ヵ月が過ぎた

  • などと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ。というネタをきっちり一回使ってやりきるその様はまさに王道的邪道。邪道の中の王道です。完全に今回何の意味もなかったじゃねえか! とはさーじまも言っていますが、分かっていてやるんだからTYONE先生は一線越え済みです。MAXに『ぬるめた』があるなら、無印には『はなまるスキップ』がある。そういう妄言すら可能な領域です。大丈夫なのか無印。
    • お話としては、リリリスを襲ったリリリリスがどうなったのか。コピーした能力とか言い出してどうなっているんだ。というのは本当に全くなんも進展しないで終わってしまいました。なんだったんだ! リリリスの能力コピーとかは一体何の為に!! と松田声が出るのもしょうがないものです。完全に無意味の回。だが、それがいい。そう思わせる辺り、僕もこの漫画に毒されているんだなあ、と思うのでした。